| 2008年07月24日(木) |
ひとはだから大切なんだよ |
つい先日草刈をしたばかりの土手に。もう夏草が生い茂り始めた。 夕暮れ時。散歩する人達を見るともなく見ていると。その傍らに。 すくすくっと伸びたばかりのススキの花茎を見つける。風吹かず。 その若きススキは揺れもせず。ただじっと落ちていく夕陽を仰いでいる。
なんて静かな夕暮れ時だろう。そう思っているのを遮るように蝉が一声。 生まれたばかりなのだろうか。はっとするくらい思いがけない声で鳴いた。
そう思いがけないこと。昨日もそうだった。そうして今日もまたそれが。 偶然なのかもしれない。けれど。なんだか不思議でならなくて怖くなる。 恐怖とは全く違うこわさ。それはとても嬉しいことなのだけれどこわい。
昨日は。このいちねん音信不通だったひとから電話がありとても嬉しかった。 ずっと想っていたけれど。心のどこかではもう諦めていたようにも思う。 想いは通じると決して信じていたわけではないのに。それが通じたのだ。 縁深い人なのだとつくづく思う。男とか女とかじゃなく人として愛しい。 私が悩み苦しんだように。そのひともずっと悩み苦しんでいたのだと思う。 これからも同じ空のした。それぞれの道を精一杯歩み続けていきたいものだ。
今日は。なにげなくふっと気になった人が。突然職場に訪ねて来てくれた。 お魚をいっぱい持って来てくれる。病気がちの人だったけれどとても元気。 少し太ったそのお腹を撫でさせてもらって笑い合う。ほんとに久しぶりだった。
母も同じようにそのひとのことを気遣っていた事を後で知っておどろく。 「ひとはだから大切なんだよ」って言った。いっぱい想わなくちゃって。
きのうきょう。不思議だな。ほんとにこんなこともあるのだなって思いつつ。 帰り道に県立病院へ立ち寄る。親戚のおばさんが先日から入院しているので。 どうかな?順調かな?って顔を見がてらちらっとお見舞いに行ったのだった。
そうしたらすごい喜んでくれた。今日は一段としんどくて辛かったとのこと。 背中が痛くてたまらないと言うので。しばらく撫でたり擦ったりしてあげる。
帰る時。涙ぐんでいてとても後ろ髪を引かれる。「ばいばい」って手を振る。 その時やっと微笑んでくれたので。ほっとして立ち去ることが出来たのだった。
そうして階下に降りてから。誰かが私の名前を呼んでいるのに気づいた。 そこにはとても懐かしい友人の姿があった。ちいさな女の子と一緒にいる。 三年ぶりの再会だった。あの頃生まれたばかりだった赤ちゃんがもうこんなに。
つい先日。ふっと彼女の事を思い出したことがあったのだった。 どうしているかな?元気でいるかな?ただそれだけの想いだったけれど。
再会が嬉しくてならず。手を取り合うようにしてしばし語らったひと時だった。
ひとは。ほんとうにたいせつ。ひとを想えるってこんなにありがたくって。
もしかしたらわたしは・・・と思うこわさ。 思い残す事がないようにと。何かがひしひしと迫り来るようなこわさ。
そんなこわさに負けないくらいに。ひとを想い続けて生きたいものだ・・。
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