| 2008年06月03日(火) |
さっきはありがとう。るみちゃん。 |
雨のち晴れの天気予報だったけれど。午後少しだけ薄日が射したきり。 またどんよりと雨雲が空を覆う。湿った空気がひたひたと語りかける。
その声に応えるように。じぶんも濡れた草のきもちになってぽたぽたりん。 滴をいっぱい身にまとい。それが恵みだと思えるようになりたいものだ。
さっき家の電話がけたたましく鳴って。めったに鳴らない電話のせいか。 受話器を取るなり職場の会社名を言いそうになった。おっといけないと。 言ってしまわずに済んだけれど。最近は会えないでいる友人からの電話。
自動車保険の事で教えて欲しいことがあるというので。説明しているうち。 なんだかとても苛々してしまう。そうしてついつい不機嫌な声になった。 久しぶりに話すのに微笑むことが出来ない。またゆっくり会おうねって。 言ってくれたのに。適当にうなずいて電話を切ってしまった。ああ反省。
なんだかとても落ち込む。もっと優しく接してあげればよかった・・・。
そうしてふうっとため息をついていたら。今度は携帯にメールが届く。 「さっきはありがとう」ってハートマーク付きの嬉しいひと言だった。
一気に救われたようなきもちで。ぴこぴこ返信する。「ごめんよね」 とても感のするどい彼女だから。きっと私の不機嫌が伝わったのだろう。 顔は見えなくても手に取るように感じたのに違いない。ほんとにごめん。
もし電話したのが自分だったら。ものすごく嫌な気分になったろうと思う。 そうしてもう気軽に電話なんかしたらいけないかもって。気に病むだろう。 なによりか「ありがとう」のメールをする勇気もなくしてしまいそうだ。
むかし。もう10年以上になるのかな。ふたりほんとうに仲良しだった。 バドクラブで知り合って意気投合して。家に何度も遊びに来てくれたり。 一緒に夜の街を徘徊したり。そうしていろんなことを語り合ったりした。
そんな彼女も今は四人の子供のお母さん。仕事と子育てに追われる日々。 もしかしたらとても疲れている夜だったのかもしれない。
そんな夜に電話してくれたこと。私なら大丈夫と頼ってきてくれたこと。
「さっきはごめんね」ではなく「さっきはありがとう」って伝えたかった。
るみちゃん。きっとまた会えるよね。会おうよねるみちゃん。
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