ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2008年03月10日(月) まあるいまあるい風が吹いている

雨上がりの青空。ぐんぐんと気温があがり春本番の暖かさになる。

春風に会う。心地良くて胸をはる。すってみるはいてみるふうと。

紙風船みたいなこころ。こんな日はほんの少し誰かの手のひらが。

恋しい。ぽんぽんと跳ねてみたい。ほうらほうらと空のほうへと。

その手のひらのなかで夢を重ねてみたい。誰かいませんか?誰か。





今日は。あおさ海苔の初出荷。それを『お嫁入り』と名付けている。
収穫の苦労も忘れる日。箱詰めにしたのをトラックに積み込んで支度。

その山を見上げると。なんともいえない達成感に満たされてしまう。
頑張ったんだなあって思う。しんどかったけど。この門出が嬉しい。

また弱音吐く日もあるだろう。疲れがたまってくたばる日もあるかも。
でも最後までやり遂げようと思う。あと二ヶ月。あと二回のお嫁入り。


そんな今日の川仕事はひと休みで。朝からまた久しぶりの山里の職場。
峠の遍路道や。もう田起こしを済ませた田圃には水が張ってあり驚く。

のどかな空気がいっぱいに満ちている。手押し車の老女が道端に座り。
会釈をするとにっこりと微笑みが返って来る。まあるいまあるい風が。
吹いている。ここほんとに好きだなって思う。まるで故郷のような里。


仕事は。来るたびに山積み。殆どに専務オババのメモがくっ付いている。
PCでする仕事ばかり。伝票処理済み入力のみとかちゃんと書いてある。
おかげではかどる。毎日来ることが出来なくても。本当になんとかなる。

気がつけば苛立つことも。もうない。言い争うこともぶつかることも。
もうなくなった。お給金も要らない。やっと自分なりの親孝行が出来る。

「ありがとう」って今日も言ってもらえて。すごい嬉しい帰り道だった。

「またね。また忘れた頃に来るから」ってカタチだけのタイムカード。

「今日もすっかり忘れてたよ」って。母が愉しそうに笑ってくれた。


そうして。夕陽。やけに目に沁みるなって。いちにちが暮れていった。


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