| 2008年01月28日(月) |
まな板の上のお魚のきもち |
朝からずっと冷たい雨。しょんぼりしょぼりと雨粒が。
ちいさな春に降りかかる。ほっとしたり哀しかったり。
いくつもいくつも巡るものに。無防備ではいられなくて。
身構えてみたり逃げようとしたりしてひとは生きている。
のほほんとした雨になりたい。そうしてさらりと流れたい。
昼間。職場にまた嵐のようなひとが険しい顔でやって来る。 朝の連ドラ『ちりとてちん』風に言うと。まさに『天災』だ。 天災だからしょうがない。忘れていたから来たんだなと思う。
まあなるようになるだろうと。まな板の上のお魚のきもちになる。 けれどやはり少しは焦る。痛くないようにさばいて欲しいなと思う。
病み上がりの相棒がいつになくしょげていて。後ろ髪を引かれつつ。
帰る。「ありがとう」って言ってくれた。とても優しい声だった・・。
これまでずっと求めすぎていたのだろう。もうじゅうぶんだと思う。
そう思うと母ほどありがたいひとはいない。だけど私はいつだって。
「ありがとう」って言えない。照れくさくってどうしても言えない。
まな板の上のお魚二匹。ようく見ると良く似ているとひとは皆言う。
そう言われるのがとても嫌だったけれど。そのきもちが薄れていく。
救えるものなら救ってあげたい。海へ還してあげたいなあと思った。
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