| 2008年01月08日(火) |
おかあさん。おかあさん。おかあさん。 |
おぼろがかった朝の太陽が。枯野を照らすようにそこにある。
ひと形のような草は。背高泡立ち草の枯れ果てた姿だけれど。
人が野を彷徨うように。ひとりふたりと寄り添ってたたずむ。
静まった影絵が息をしている。水蒸気の涙がきらきらと光る。
決してみすぼらしくはない。こんな美しい朝にであえた事を。
誇りに思う。枯れていけもっと枯れていい。光の声が聞えた。

明けて八日。昨日から本格的に仕事に取り組む姿勢で。 出勤をしたものの。相棒が来ない。病気だということ。
相棒。実は私を生んでくれた母親でもある。今年70歳。 職場では『専務オババ』と呼んでいる。ハハデハナイヨ。 いまだ老眼鏡の世話にもならず。事務は何だって出来る。 おまけに整備士免許も持っているから驚き。すごい女性。
優しい時はめったになくて。いつも厳しい。言葉も荒い。 だけど。メダカを飼っている。我が子のように可愛がる。
オババがいない。なんかほっとする事務所。気が抜ける。 昨日から仕事が手につかない。ついついおさぼりモード。 一人でも忙しさを感じない。むしろ手際よくこなせるよう。
だけど。母親なんだなって思う。病気って風邪なのかな・・。 ちょっと心配にもなる。お見舞いに行こうかと思ったけど。 家を知らない。数年前に引っ越してから行ったことがない。
ちょっと愕然とする。こんな母娘がいてもいいのだろうかと。
お昼休みに携帯に電話があった。病院で胃カメラをのんだって。 急性の胃潰瘍だということ。熱もあり食事も喉を通らないって。
ああ。お母さん・・って思う。
おかあさん。おかあさん。おかあさん。今日はずっと想った日。
だいじょうぶ。寝てたら治ると。お母さんは言った・・。
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