ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2008年01月05日(土) 陽だまりの彼女

明けて五日。ゆっくりがいいと思うだけおもっては。
とんとんととんと日々が。自分より先を歩いている。

うしろから見ていると。やはりついていくしかなくて。
立ち止まってみると。置いてきぼりにされそうになる。

どこに行くのだろう。せめて口笛の似合うような道なら。
スキップしながら行きたいなって思う。らんらんらんと。



昼間。春みたいに暖かくなって。飼い犬が壁にもたれて。
とろりんとした目でうたた寝をしていた。アンちゃんって。
その名を呼ぶと。起きてるよ寝てないよって顔をしながら。

遊んでくれるのかなって期待しているのがわかる。ふふふ。
寝惚けたようなその顔が可愛い。でも遊んではあげなかった。

なあんだつまらないなの顔で。また陽だまりさんと仲良し。
そこだけ時間が止まっているみたいに。彼女はなあんにも。
思い煩うこともなさそうだ。鎖のことなんか気にもしない。

その白くなったまつげを見ながら。老いることを少し思う。

走れるだけ走らせてあげたい。鎖をはずして野を駆けさせて。
あげたい。全速力で海まで行けるかもしれないな。いまなら。


けれど。彼女は何も言えない。文句ひとつ言えない。願いが。
きっとあるのだろうにと思う。だけど頭を撫でてもやらなくて。


そこにいるねって確かめるように。陽だまりの彼女を見ていた。



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