| 2007年09月22日(土) |
そしてサチコがいってしまう夜 |
大好きだったおばあちゃんの命日。
愛子という名のおばあちゃんのこと。 今朝からずっと思い出してばかりで。 お墓参りに行きたいなって思ったけど。 運転手くんに今日は行けんと言われた。
遠い町。その昔みかん畑だったところに。 お墓がある。ひとりでは行けないことが。 とてももどかしい。ごめんねおばあちゃん。
いっぱい。いっぱい思い出す。あれこれと。 美味しかった小豆あんこの『おはぎ』のこと。 とうもろこしの皮でお人形を作ってくれたこと。
あいたいな。もういっかいまたあえるといいな。
午後。すこし陽が傾き始めたころになって。 我が家のお墓参りに行く。お酒やビールや。 これはかかせないお供え物で我が家らしい。 竹ぼうきで。もう秋ほどの枯葉を掃き集め。 お掃除をして。蚊に刺されながら手を合わす。
ここにやがてじぶんも眠る。ここしかないのだと。 つくづくと思う。それが結婚というものらしい。
帰りにちかくのたこ焼き屋さんでたこ焼きを買う。 ここのおにいさんがなんか好きで。ちょっとファン。 とても愛想が良い。帰る時なんか「お気をつけて」って。 いつも言ってくれる。家は目と鼻の先なんだけど嬉しい。
またまた帰るなりビール。しょうがないほんとうにもう。
そのまま晩ご飯になってしまう。私はたこ焼きで済ます。 相方君とサチコ嬢には。キム兄風の玉葱チャーハン。 すぐ出来るすごく簡単。あとは冷蔵庫の白菜キムチ。
ふたりでしんみりと夕食というか軽食をしていたら。 鼻歌みたいなのが聞こえてきて。サチコが帰って来た。 今夜もまた飲みに行くらしい。るんるんと嬉しそう。
そのサチコもたこ焼きを食べる。そうしてはしゃぐ。 歯についた青海苔を。わざと歯をむき出して見せる。 ネズミ男みたいな顔して。またまた笑わしてくれる。
ゆかい。ほんとうにゆかいで涙がでるくらいゆかい。
午後8時。サチコが夜の街へと飛ぶように出かける。
あとは。し〜んと静か。鈴虫の声だけが聴こえる夜だ。
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