| 2007年09月20日(木) |
吹き抜けていく。どこか遠くへ。 |
彼岸の入り。夏がとうとういってしまうのか。 けれど。やはり残暑だという。ただ少しだけ。 風が秋の顔をみせる。見逃さないようにして。
風に吹かれる。吹きぬけていくどこか遠くへ。
立っているのが不思議に思える時があったり。 自分なんだけど他人みたいに思える時がある。
ふしぎなものだ。じぶんのつかみどころとか。 じぶんのかたちとか。ふっと見失う時がある。
ああいたいた。なんだすぐそばにいたんだと。 かくにんする。遠い目をしたじぶんの分身を。
あたかも恋しいひとのように抱き寄せてみる。 震えているのはなぜだろう。心細くてならず。
ぎゅっとすればするほどそれは。こきざみに。 夢のつづきを語りたがる。それは夢だからと。 何度も言い聞かせたのに。これは夢なんだと。
言ってきかない。逢いたいのじゃないのだと。 逢わないのだと。言ってそれは首をふっては。
いってしまう。もう追い駆けてはいけそうに。
ない。だからそっとしておく。いけばいいと。 私は言わない。好きなように流れていけばと。
願う。だっていってみなければわからないし。
風に吹かれる。吹き抜けていくどこか遠くへ。
ぽつねんといるのが好きだ。その風のなかで。
私がどれだけ私らしく夢をあきらめずにいて。
あといっぽ。もう少しのところで息をしては。
秋なのかもしれない。そこで逢わずにいるひとに。
逢いたかったよって。言ってしまうのが夢だから。
|