NHKの朝ドラ『どんど晴れ』をこのところ毎朝みている。 BSだと7時半からなのでその時間帯だとわりと見やすくてよいのだ。
朝ドラなんてほんとに久しぶり。『ちゅらさん』以来のように思う。 その初回の朝、ん?これは!とはっとしたのは小田和正の歌声だった。 思わず台所から茶の間に走ってしまった。そしてそこで見たものが。 岩手山を背景に凛として立つ『一本桜』のえもいえぬ美しさであった。
テレビの前に正座してしばしぽかんとしていた。 「これどこ?ねえどこなの?」見ている彼に問うたのだけど。 「うるさい!今から始まるから見てりゃわかるだろ!」と叱られる。
そうして。その朝からすっかりとりこになってしまったというわけだ。 小田和正の歌声は『ダイジョウブ』という歌だともわかる。 詞がとてもよい。よいと一言でいい尽くせないほど心にぐっとくる歌だ。
優しくてあたたかい。そこにひとがいてそのひとの笑顔が真っ直ぐに届く。 もし辛い時があったなら。もしどうしようもなく落ち込んだ時があったなら。 この歌でどんなにか救われることだろうと思う。すくっとなれる。きっとそう。
欲を言えばこんな詩を書きたいものだとも思う。 私はすごくちっぽけだけど。ひとつきりでいい。こんな詩を残してみたい。 書けばいいのにって思う。でも書けないのだ。どうしてだろうなぜだろう。
私はいったなんなのだろう?詩人なのかな?詩人になれないひとなのかな? いままでながいことなにを伝えたくて。言葉を綴っていたのだろうか? どんどん歳月ばかり積み重ねていくよ。このまま何も伝えられずに終るのかな。
早くしないと死んでしまうじゃないか・・・・。
いけない。いけない。また悪いくせ。 だから書けないんだ。焦ってばかりいるからすぐに雨が来る。ずぶ濡れになる。
ほんとうはすごく光にあいたい。
その光を抱いてこそ。誰かに伝えてあげられるのではないかな。
その光はどうやって見つければいいのかな。
生むのかな?もしかしたら自分で生めるものかもしれない。
生むにはどうすればいいのだろう。ねえどうすれば生まれるの?
わたしはだから卵を産むんだ。このさきがいつまでか知らない。
だけど。生まれるまでずっと卵をあたためていようとおもうんだ。
「どんど晴れ」そのドラマの最後には必ずこの言葉がきこえる。
よっこらしょっと私は立ち上がると。彼にいつも言う。
「今日もどんど晴れだよ」って雨の日でも言う。
「はいはい、わかりましたよ」っていつも彼が笑うのが嬉しくてならない。
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