ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2007年03月30日(金) 一期一会

まだ五分咲きほどの桜並木は染井吉野。
その桜並木にあってひと際純白に咲く桜の木がある。
艶やかな緑の葉と合わさりなんともいえず可憐な花が。
こぼれ落ちそうに咲いているのを見つけた。

名はなんと呼べばいいのだろう。知りたくてたまらなくなる。
だけども桜はさくら。ほんのつかの間のひと時を惜しむように。

さくらに逢った。




ひとが慌しく去っていく。退職です。転勤ですと言って去っていく。
また会える日も来るでしょうと。なるべくの笑顔でお別れを告げつつ。

若いその人は。もう今の仕事ではやっていけないと嘆き遠い町へ行くのだと言う。
不景気の嵐のさなか。30歳の節目を機に決めた再出発であるらしかったけれど。

前途を祝福する気持ちは大いにありながら。やたら淋しさが我が身を襲ってくる。
少しばかり親しくしてもらっていたものだから。ひどく情というものが私にあった。

これが今生の別れ。すっかりそう決め付けているようにも思う。

彼の10年と私の10年は。とんでもなくかけ離れてはこの先過ぎて行くだろう。
私は決して追いつけないところにいる。そしてどんどん老いて先を行くのだろう。

一期一会をおもえば。ほんとうにありがたい縁だとつくづくそう思う。


どうか元気で。そんなありふれた言葉しか言えない。

この先。どんなに老いても。生きて再会できればどんなに嬉しいことだろう。





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