| 2006年12月24日(日) |
暮らしぬきつつある日に |
三日月は横たわり微動だにせず。夜風はまるで春のようにやわらかくある。 耳を澄ましているけれど。なんだかとてもとても遠い。かかわりのないことが。
ことんことんと蠢いているようでもある。
午前中。これも春かと思うほどの陽射しに恵まれて。縁側の廊下に座り込んでは。 破れ障子の穴を埋めていた。障子紙の端切れをふたつに折って花のようにしたり。 星のようにしたりして。最初はめんどくさくてもとうとう夢中になって貼り終える。
先日は和室の北側の障子をすっかり張り替えてくれた彼は。今日はその気がなく。 茶の間の炬燵から這い出て来ては。なかなかええじゃないかとほめて逃げるばかりだった。
午後。息子くんたちが。早くもお正月用のお餅を持って来てくれた。 チエさんの実家が農家なのでもち米も豊富にあり。ここ数年ずっと届けてくれている。 今年は晴れて身内となったので。すごく気楽な思いもあるが。ありがたさも一入であった。
また大晦日の晩から泊りがけで来てくれるそうで。それはそれは嬉しいことだけれども。 もう息子くんの部屋だったところはサチコの部屋で。サチコの部屋は物置化している。 そのうえお布団さえもサチコが使っていて。我が家には客布団が一組もないのだった。
この30年近い歳月を私たち夫婦は。私たち家族はとことん暮らし抜いて来たのだと思う。 屋根裏部屋から始まった新婚所帯から。子供達を育てつつやっと新居を構えたけれど。 ありあわせの家財道具のままを苦とも思わず。ただただ平穏だけを望んで歳月が流れた。
息子たちが帰ってから。彼とふたり思うところはどうやら同じだったらしく。 この余裕のなさをあらためて感じ入るばかりで。ふたり向き合って苦笑いしつつ。
客布団を買おうなと決める。初めてのお客様が息子夫婦だなんてなんだか可笑しいけれど。
そのうえふっとまた同じことを考えてしまったのは。むしろ自然のことやもしれず。
どちらかが死んだ時のこと。やはり真っ白のシーツの組布団が必要だということだった・・・。

夕暮せまる頃。クりスマスケーキを頂きにいつもの店へ行く。 先日ビールを買った時に。クリスマスキャンペーンとかでクジを引いたら。 すごいラッキーやってケーキが当たったがよ。めっちゃ嬉しかったあ!!
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