| 2006年09月12日(火) |
みかちゃんの忘れもの |
午前中。ひどく大粒の雨が叩きつけるように降った。はらはらするような雨。 空は怒っているわけではない。空は悲しくて泣いているのでもない。そらは。
ただ。さからうことをしないだけなのだ。
昨夜。いっきに遠い日のことを思い出してしまって。 今日はずっと『それから』のことをたくさん思い出してしまった。
書きたい気持ちでいっぱいになって。そうしてすごく迷ったあげく。 書かないことに決めたのだった。書けばきっと満足することだろう。
後悔やら懺悔やら。どれほどのことが自分を襲って来ても。それが。 あたかもひとつの物語みたいに自分のなかで完成されていくことを。 もしかして誇りに思うのだったら。私は書くべきではないと思うのだ。
三十年という歳月は遥か遠いことのようで。それでいてこんなに近く。 私のなかで生き続けているということらしい。だからこそ歩めたのだから。
これからも歩んでいくことにしよう。
「みかちゃん、忘れ物です」 最後の荷物の中に入っていた彼の走り書きが。
どんなにか嬉しくて。どんなにか哀しかったことだろう・・・。
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