| 2006年07月24日(月) |
このままじゃいけないこと |
今朝は少し青空が見えて。ほっと嬉しい気持ちになれた。 なんだかふっと日曜日の気がしたんだ。だから仕事とか。 ちょっと嫌で。でも行くんだってふっきって出掛けて行った。
「おはよう」って笑顔が好きなんだ。好きな自分になりたいなって思う。
そうして。今日もとんとんとん。はふうの気持ちで家路を急ぐ。 大橋を渡って方向指示器を左に。堤防の道をいつも通るんだけど。 今日は行政管理の草刈作業があったようだった。休憩所のある場所。 そこを重点的にやってくれたらしく。草ぼうぼうだったのがすっきり。
でもそこには。ほんとうに悲しくなるくらいのゴミの山が残されていた。 実はずっとそのことが気掛かりでならなかった。5月の連休の頃からだ。 すぐ近くにコンビニが出来たせいなのか。ベンチでお弁当を食べてポイ。 空き缶もポイ。ペットボトルもポイって。それがどんどん溜まっていたのだ。
地元の人たちにとっては散歩道。気にならないひとがいないわけがなかった。 でも。みんな見て見ぬふりをし続けて来たのかもしれない。誰かが片付ける。 私は。なら私がやろうと思ったのだ。でも夫君に止められた。よけいなこと。 するなって言う。おまえが出しゃばることはないと。結局イタチごっこなんだ。 ゴミを拾ってもまた捨てられる。いつまでたってもその繰り返しなんだぞって。
それが事実だとすると。ほんとうに悲しくて情けないことだなあって思った。 だけど。そういうもんだなあって思い込んでしまうことも情けない気がする。
夕食後。あたりが薄暗くなってきて。今日こそはって思った。 早目に帰宅していたサチコも。一緒に行こうと言ってくれる。 夫君は。きみらの好きにしなさいって。言ってくれたのだった。
おっしサチコ行くぜ!ゴミ袋と火箸をさげて目的地へと向かう勇ましい母と娘。 休憩所には。きっとここでひと休みしたのであろう。お遍路さんの書置きがあった。 板切れにマジックで「ゴミを捨てないで四万十川が泣いています」某遍路より。
どんなにその日の川の流れが雄大で。どんなに川面がきらきらとまぶしくても。 歩き疲れたこころを痛められたことだろう。ほんとうに申し訳なく思うばかり。
あっという間にひと袋出来た時だった。バイクで通りがかった人が駆け寄って来た。 地区の役員をしている人で。気持ちはよく解るけれど止めて帰るように言われる。 管理している行政に電話してあるから。もうだいじょうぶだからと言ってくれた。
確かにイタチごっこになるのだろう。でも一度きちんと綺麗にしてみようって。 それでも駄目なら。また綺麗にすればいいんだって。そうするしかないよって。
みんな。みんながこのままじゃいけないって思っている。 見て見ぬふりをしているようで。みんなが心を痛めているんだ。 なんかそれを聞いて。すごくほっとしたのだった。
とぼとぼ帰りながらサチコが言う。
ひとってね。いけないって言われたらよけいにしたくなるんだ。 だから捨てないでって言ったら。きっとまた捨ててしまうんだよ。
「いつも綺麗にしてくれてありがとう。四万十川が喜んでいます」って。
サチコがポスターを作ってくれることになった。
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