花の名は十二単。紫の衣を重ねてひっそりと誰かを待つように。咲く。 花の名は小手毬。白き夢が散る前にそっと手のひらにのせてあげたい。
まいにちそうしてあいたくて。まいにちそうしてみつけては。 雨の日も晴れの日も風の日も。いまはこころいっぱいのはる。
仕事を終えて帰り道。ちいさな牧場のそばを通るのだけど。 今日はすごく嬉しかったんだよ。だって空一杯の鯉のぼり。 童心に返ってしまうのかな。見上げるとわくわくしちゃう。 空を泳ぐのって。きっとすごく気持ちいいのにちがいない。
すぅってする。はぁってする。風にのってひゅらりひゅらり。
そうたとえばね。あのこととか。ああなんだったかなあって。 すごい遠くなるんだよ。ちっぽけなことだったんだなあって。
泳げるかな?泳げるよ。へたっぴぃでもみんな泳げるんだよ。
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