ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年03月20日(月) わたしのかたち

桜つぼみの道を行く。ひとつふたつ咲いているのを見つけた。
こころがふくふくっと動き始める。すすめなくてかなしくて。
どうしようかなと今にも壊れてしまいそうな。かすかな傷跡。



石ころなのだから蹴られてもいいのだ。そしたらどこまでも。
転がっていけそうな気がした。おもいっきり投げてくれたら。
水の中にだって私は棲める。流されてゆっくりと海にだって。

いつか砂。さらさらとあなたの手のひらから零れ落ちてみよう。
わたしのかたちをあなたはしらない。掬って弄んで嘆きながら。
あなたは私を踏んでしまえばいいのだ。あとは波。そう波の声。



桜つぼみの道に在る。空になりたくて鳥になりたくて独りきり。
仰ぎ見る薄紅の頬を。どんなにか恋しくて。どんなにか夢みて。
わたしは私のかたちを抱きしめる。花びらに埋れて眠る時まで。

だからそのときにこそわたしをみつけなさい。

そしてありったけのちからでわたしを投げてごらんさい。



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