ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2006年03月13日(月) 白い雪。紅い血。

雪柳に雪がふる。見せてあげたかったのだ。ただただあのひとに。


「別れ岸ね・・」そう言ったかのひとの目に涙が浮かぶのを見た。
陽の光を浴びながら雪が。散る。それは一瞬の戸惑いの姿だった。



帰宅すると。郵便受けにいつもの少し分厚い白い封書が届いていた。
とある詩誌に関する読者からの感想などが。ありのままに記されてある。
無関心を装いながらも。ついついどこかに自分の名があるかもしれないと。
ほんの少し期待をしては。いつもがっくりとため息をつく。それであった。

コピー用紙6枚ほど。ぱらぱらと目を通す。そろそろ晩ご飯の支度しなくちゃ。
そう思いながら最後の一枚を見たとたん。その衝撃といったら。庖丁で指を切ったみたい。
あらあらというまに血が流れ出す。それはまさに痛さよりも血の紅さにはっとする。

よくもここまで私を斬れたものだと思った。けれども決して不愉快ではなかった。
むしろありがたい。私はすぱっと斬れるものらしい。なんと心地良い痛みなのだろう。

当たり前のことだけど私は植物ではないから。斬られたら多少なりとも血が出る。

たぶんこのひとは私を知らないのだろうと確信する。私を斬ればどうなるか。
私はその血で育つのだ。その血で生きることを学ぶのだということを・・・。


          生きること。それは書くことです。


えらそうに。ああえらそうに。わたしはいったい何様だというのだろうう・・。






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