| 2006年01月10日(火) |
ほんの些細なことから |
とんとんとんと。また日常が平穏に流れ始めている。
ときどきふっと。空を仰いでは。その順調を確かめている。 順調とは。どんな空模様であっても。それが空だという事実だ。
仕事を終えて帰り道。また例の小川沿いの細道を行く。 今日は。栴檀の実を拾った。道一杯に落ちているそれを。 なんだか子供みたいに夢中になって。拾い集めていた。
この前少しだけ拾って帰ったのを。姑さんの霜焼けの治療に使ってみた。 煎じた苦味のある汁を患部に湿布すると。一晩で腫れが引いていたのだ。 紫色に腫れあがって指も曲げられないと嘆いていたのが。すごく楽に。
そうして役に立てたことがすごく嬉しかった。試してみて本当によかった。
ほんの些細なこと。それがどんな結果になるのかまったく分からなくても。 何かを思い立って。そうしてあげたいと心からそう思い。行動することで。 思いがけず感謝されたり。思いがけず人の役に立てることは幸せなことだと思う。
時にはおせっかいで。時にはありがた迷惑になり兼ねないこともあったりして。 それは本当に悲しい結果なのだが。それを恐れていたら何ひとつしてあげられない。
そう肝に命じて。これからもそんなふうに。ひとと接していきたいと思う。
ただ。そうしないほうがそのひとの役に立てると確信した場合は。 そうしないことが。そうしてあげることに等しいことを忘れてはならない。
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