ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年12月11日(日) ひとに会った日

穏やかで平和な休日だった。ありがたいことだと思う。


お昼。いつものお好み焼屋さんに電話をしておいて。焼けた頃取りに行く。
お店の入り口に張り紙がしてあり。そこには今年いっぱいで閉店とあった。
とても美味しくて評判のお店だったので。すごく残念でありショックに思う。
おばちゃんは年が明けたら68歳になるらしい。元気なうちに辞めたいと言う。
限界まで頑張ったとしても。ある日突然店を閉めるようなことになり兼ねない。
それよりも元気なうちに。ちゃんとご挨拶をしてけじめをつけたいのだそうだ。

おばちゃんは。私の母と同じ年だった。母を想い。少し複雑な気持ちになった。


午後。また例の化粧品店へ行く。約束したから。今日は口紅を買おうと。
よかった。この前よりもずっと元気そうで安心。79歳のべっぴんさん。
朝からずっと暇だったそうだ。なのに私が行くとすぐにお客さんが二人。
「みかさんって福の神ね」と言って喜んでくれた。ちょっと照れました。

そのお客さんのひとりは高校生だった。眉毛を整えてもらいに来たそうだ。
お祖母ちゃんがお孫さんの眉を。そんな感じがして。なんだか微笑ましい。


ひとに会った日は。すごくこころが温まる。こころの底から湯気がほかほか。

お好み焼屋のおばちゃんの。きりりっとした笑顔が好きだった。
化粧品店のおくさんの。やわらかで優しい笑顔が大好きだった。




そして夜。『義経』の最期を見届ける。
あまりにも悲運で。どうしてここまで実の兄に追い詰められねばいけないのかと。
嘆き痛ましく思うばかりだったが。見終わってから。なんとも言葉に出来ない。
ぬくもりのようなものを感じることが出来た。それは不思議な光のような。

頼朝は。そして。泣いたのだ・・・・。

情を殺して生きることほど。辛いことはないだろうと思った。




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