| 2005年12月07日(水) |
わたしはそれを食べたりしない |
午後からまた雪の前触れのような雲が立ち込めてくる。 家路を急ぐ。灰色の川沿いの道。鴨の群れも今日は見えず。
熱燗でまったり。そしてなんだか自分ではないような笑い声。 変なひとだなと思う。このひとってこんなにひょうきんだったかしら。 お猿さんみたいに。きゃっきゃっとはしゃいでいる。自分の可笑しさ。
家事を終えて。お風呂に入る。温泉シリーズの入浴剤が気に入っている。 ああでも。今夜はどこの温泉だったのか覚えていない。ただ気持ち良く。
そして。やっとひとりになる。
わずか三畳の部屋ではあるが。とにかくここが私のお城のようなところ。 また飲み始める。もういいかげんにしようと思いながら。いつもそうだった。
ぼんやりと。まあどうでもいいじゃないかと思うこととか。 手の平にのせてみたり。ころころ転がしてみたり。弄んでいると。 ぽとんと。それが落っこちてしまって。あらまあと笑ってしまう時もある。
くすくす。ほんとうにこのひとって。こんなふうで。少し好きだなと思う。
不満とか。ささいな欲望とか。かつてあったような気がするが。
なんだかみんな。お団子になってしまったようで。可笑しかった。
わたしはそれを。ひろって食べたりしない。
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