| 2005年12月05日(月) |
ここはもう。雲のうえだった。 |
初雪が降った。強く風が吹いて。雪がころころ踊るように降った。
オババの髪は小奇麗にまとまっていて。なんだか別人のように見える。 不思議なものだ。苛立ちも小言も。すっかりきれいさっぱりになった。
そんなオババに。穏やか光線を送り続ける。彼女はまあるくそこに在る。 もっともっと思い遣ってならねばと思う。それはほんとうに鏡のように。 毎日の出来事は。ぶつかるほど跳ね返って来るものなのだ。時に痛い程。
帰宅すれば。お釈迦様が居る。このお釈迦様は晩酌が唯一の楽しみ。 いつも私の帰りを待っている。穏やかな顔でいつもにこにこしていて。 玄関の明かりを灯してくれている。台所のストーブも点けてくれている。
そうして天使たちが。つぎつぎに帰って来てくれると。まるで天国のよう。
私は。かつて。雲にのりたいと思ったことがあったが。
ここは。もう。たしかに雲のうえだった。
|