ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年11月05日(土) 天使

晴れのち曇り。みぃととお別れする日だった。

昨夜は最後の夜を。しばらく一緒に過ごしたのだったが。
遊びつかれて眠くなったのか。またつま先からよじ登ってきて。
私の膝の上ですっかりおとなしくなった。かと思えば何かを探している。
ふにゃふにゃしながら。むずがるようにして。私の腋の下に顔を突っ込む。
そして。吸い始めたのだ。お母さんね。みぃとはお母さんのおっぱいを。
まだまだもっと吸いながら眠りたいのだ。胸が熱くなる。涙が溢れてくる。

ほんとうに。こんなに愛しい命がほかにあるだろうかと思った。
だけど。もっともっと冷静になろうとして。心を鬼にしてみる。

わたしはみぃとをねどこへつれていく。めをさましたみぃとがなきだす。
またみぃとをねどこへおしこむ。いやがってすぐでてくる。またおしこむ。

とうとう私はみぃとを無視する。


お別れの朝。少しだけぎゅっと抱きしめて。仕事に出掛けた。
後ろ髪を引かれるような思いを。押し殺したような朝だった。


そして。もしかしたら間に合うかもしれないと思い。早目に帰宅する。
ほんの今行ったところだよとサチコが。淋しそうな声で呟いた・・・。

息子の部屋をさがす。サチコの部屋も。昨夜は遊びまわっていた私の部屋も。
どこかへ隠れていそうだった。嘘みたいだった。もういないなんて。

おろおろと。しばらく泣いた。


あの子は天使だったね。そう言うと。うん・・とサチコが頷く。

さよなら天使。ほんとにほんとにありがとう。







 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加