ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年10月08日(土) 成長

朝方。どしゃぶりの雨が降る。
空にぶたれているみたいな。なんか悪いことしたかなって。
思うほど。それは容赦なく。痛みを感じるほど大粒のあめ。

夕暮れて。湿っぽいけれど。心地良い風が吹く。
何かが終って。何かが始まるみたいな。生き生きとした風。

わたしはよこたわってみたくなる。
すべてをなげだしてすべてをわすれて。
じぶんだけをおぼえていたいなとおもう。



忘れられないこと。それは思い出。

あの頃。教室の机のなかに。そっと日記ノートを置いて帰った。
確かに誰かが読んでいる。支離滅裂でどうしようもなかった。
わたしのことを知ってしまったひとがいた。

紙切れに丁寧な字で「自分を大切に」と書いてあった。
誰なのかわからない。定時制で勉強している誰かであるらしい。

胸が熱くてたまらなくて。
明くる日もまたノートを残して帰る。
期待していた。すがりつくような思いだったかもしれない。

でも。それっきりだった。
だけど。その時いただいた言葉が。なんてありがたかったことか。

誰なのかわからないひと。ほんとうに顔も知らない誰かに。
わたしは頬を打たれたのかもしれなかった。
痛みよりも。もっとあたたかな何かが。そこにあったように思う。


そしておとなになる。いまもまだせいちょうしている。
すくっとしている日もあれば。うなだれている日もある。

わたしは書きながら発信している。
きっと誰かの胸に。この信号が届くことを信じて。

頬を打つことはしない。かわりに。ぎゅっと抱きしめてあげたい。






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