雲ひとつない空に浮かんでみたいとふと思う。
風に逆らうこともせず。流れ流れていく先で。
ああこれがわたしと。きっと気づけるときが。
来るだろう。だからいってみたい。空の彼方。
愛しさについて考えた。 いちばん愛しいと思うひとについて。 最後の最期まで。それはあとどのくらいなのか。 知る由もないのだけれど。会いたくて逢いたくて。 だからこそ逢わずにいて。そのまま逝ってしまいたい。 と。思った。それが結論。これが生まれ変る準備なのだと。 ばくぜんと思う。こころが彼方へ。遠いところへ旅立って。 いった。
たぶんもう秋なのだ。季節が向こう岸へと向かいはじめて。 日常の平穏のゆるやかなスペースにちんまりと佇んでいると。
おさえきれずにあふれるものがとくとくと痛くて。
真っ青な空ばかり見つめてしまう日が。あってしまうこともある。
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