昨夜まんまるの月を眺めたころは。 もう日付が今日に変っていたのだが。 少しばかり千鳥足で。きをつけをして。 ちょうどそれは私の真上に輝いていた。
満たされた夜空と同じように。満たされた一日の終わりだった。
やはりあと10年はバトを続けたい。大好きなことを忘れない。 かけがえのない仲間達を大切にしたい。みんなの成長を見守りたい。 若い仲間たちは。長男のようで長女のようで末っ子もいてくれて。 みんなみんな自分の子供のように愛しくてたまらないのだ。
今日のこと。
ずっと入院している祖母。愛ちゃんの容態が悪化しているため。 二時間半ぐらいの道のりを。会いに行く。
もういくら呼びかけても目を開けてくれなくなった。 口には大きな管が差し込まれ。喘ぐように息をし続けている。 手を握ってあけたくても。両方の手に点滴の針があり。 動かしてはいけないといわれ。もう何もしてあげられなかった。
悲しさよりも。どうしようもなく遣りきれない思い。 こんな惨い姿になっても。まだ生きなければならないのだろうか・・。
後ろ髪をひかれる思いで病室を出る。涙がとまらない。
これが愛ちゃんの最後の勇気なのだと思う。
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