ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年04月29日(金) まるくまるい

「休もう 休もう」新聞の占いにそう書いてあって。
朝からふにゃふにゃっとした気分にしてもらった。

特にどうしてもと思うこともなく。くつろぐ時間のありがたさ。
それがぽっかりとそこにある。まるでくりぬかれたまるい場所。


庭に出て花を眺める。水をやりながら話し掛けてあげるのだ。
植物はきっと応えてくれる。か弱いほど念じれば育つのだと思う。

十二単(じゅうにひとえ)という名の花。
紫の衣を重ね着たように咲く花で。なんともいえない可憐さがある。
古の時代にも咲いていたのかもしれない。木陰にひっそりと佇むように。

初雪かずら。これは花ではないが。いままさに花の時のよう。
冬の間ずっと寒さに耐え忍んでいたのが。新しい芽がたくさん。
それは新緑ではなく。薄いピンクなのだ。そして白く色づいてくる。
初夏の初雪。誰が名づけたのであろうかと思わずにいられない。


そんなふうにしていると。ツバメのご亭主と目が合った。
首をかしげてじっと見られていたのかと。少し照れくさくなるような。
この庭も。彼らの庭なら。荒らすわけにはいかないと思う。
奥方は花どころではなくて。今日もひたすら卵を温めていた。


まるい時間が暮れていく。霞がかったままの空は夕焼け。
川風はほのかに水の匂い。ひたひたと暮れていく一日を見た。


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