ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年04月11日(月) うす曇の空よりも

まだか細くて。それでいて風に揺れる水田の苗を。心強く思う。
明日あたり植えるのか。苗床のまま水田の隅っこに。きっちり。
並んでいる緑も。心地良く思う。赤や青の田植機も空に映えて。

葉桜のさびしさ。どこに吹かれていったのか。花びらの行方を。
昨日までは知っていたように思うが。今日はもう知らなかった。


集金に行ったお宅に。猫が5匹くらい。庭中にたむろしていて。
思わず笑みがこぼれる。「にぁあよ みぃよ」とか呼んでみる。
どの子も警戒するようにとび逃げた。つつじの木の陰から顔を。
そっと覗かせている。真紅のはっとするような紅の陰から猫が。
にゃごぅにゃごぅと鳴く。懐いてくれるまでずっと居たい場所。

帰り道。少し遠回りをしたおかげで。枝垂れ咲く桜を見つけた。
神社の境内に。それは見事に咲き誇って。思わずクルマを停め。
歩み寄る。木の真下に立って仰げば。なんだかこの世ではない。
と思うくらい。空から桜が舞い降りる。桃色の八重の可憐な姿。

さびしさやはかなさやわかれや。あるのが世の常。だけれども。
こうして思いがけずに出会える。だから生きていたいとおもう。


うす曇の空よりも。ずっと晴れた気持ちで。ゆっくりと帰った。


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