どんよりと曇り日の朝。でもかくじつに太陽は昇り始める。 濃くグレーな雲だからこそ。突き破ってみたいのかもしれない。 そして精一杯の光を。水辺の町のその流れる川が海になる場所に。 零れ落ちるのを見た。まるで空から後光が射しているようだった。
そうして通るいつもの道。何かに打たれたようになる。何だろう? その瞬間から消える。気だるさと。言葉に出来ない靄のような気持ち。
さて仕事。「今日もぼちぼちやな」それが最近の口ぐせ。 とにかくまあるく。少しでも角を見つけると撫でてあげることにしている。 専務オババはすっかり餡子化してしまい。今日はついにもう腐ったと言う。
私は黄粉だから腐らない。それだけが私のとりえだと。結構な自信もある。 であるからして。今日からせっせとオババの餡子を取り除く作業にかかる。 逆らったり歯向かったりするが。その方が返って遣り甲斐があるように思う。
もういちどまるめてあげよう。そうして今度は黄粉をまぶしてあげよう。
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