ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2005年02月06日(日) 天国からの電話

気温が一気に上がり。三月上旬並みの暖かさとなった。
地区では『芝焼き』の行事があり。空はまるで春霞のようになる。
田畑の害虫駆除のためらしいが。初秋には『虫供養』の行事もある。
そうしてその折々。季節を感じさせてもらっているのだなと思う。

ほんわかと暖かな日曜日。今日ものんびりと過ごすことが出来た。
例年なら家業の川仕事に追われている時期。すごく楽をさせてもらっている。
この冬の海苔養殖が全滅になったのを機に。もう廃業することになりそうだ。
二人で23年頑張った。しんどかったけどその苦を誇りに思えていたから。
もうじゅうぶんだよ。えらかったんだよと。誰よりも夫君に言ってあげたい。


そうして頂いている日曜日。午後はまたクルマの中で過ごす。
今日は家の中より外の方がずっと暖かだったから。陽だまりがいい気持ち。
少し本を読んでいるうちに。例のごとく眠気がおそってきてお昼寝となった。
うとうとと。だらりんとして。それはほんとうに至福のひと時なのだ。

そしたらまた携帯が鳴っている。これは夢ではないとその時は思う。
なのにまたこの前と同じで、目をしっかりと開けることが出来ない。
でも今日はちゃんと出ることが出来た。はいもしもし?って声も出た。

「おお!みか!」それはやっと出てくれたかって声で。すごく弾んだ声。
弟のことをすごく気にしている様子で「どうだ?変わりないか?」と問う声。
「それがね〜あ〜でね〜こ〜でね〜」私も一気に弟の近況をしゃべりまくった。

「そうか・・・」その声はそう言うと。「また電話するからな」って切れた。
ぷつんとじゃなくて。急にし〜んと静かになって。途切れてしまった。

はっとして。やっと目を開けたら。手に持っていたはずの携帯はなくて。
無造作に助手席に転がっている。慌てて着信履歴を見たけど・・やはり夢。


夜になり。弟に電話する。とても能天気な奴でいつもあっけらかんとしている。
でもすごく困った時には。辛くてたまらない声を出すから。なかなかやる奴だ。

「お父ちゃんから電話あったよ」って言ったら「ほんまかぁ!」とびっくり。
今夜はしっかり遺骨に手を合わせ、心配せんでもええよって言ってあげてよ。

天国からの電話。それは懐かしくそれはありがたく。
私も遺影に手を合わせ。「お父ちゃんありがとう」って言った。


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