強い風。何もかも吹っ切れてしまいそうな風。
ひらりとひとつ。ちいさな不安が飛んで来て。
受け止めてしまったよ。ああどうすればいい?
これはきっと自分で蒔いた種。 そっか。芽が出てぐんぐん伸びて。 見知らぬところできみは咲いたのか?
そして枯れたんだ。ふわふわの綿帽子。 それがきみの最後の言葉だったんだね。
気付かずにいられない。知らんぷりなんて。 出来ないよ。だから見つけた。きみのこと。
ちいさな不安を抱きしめる。
どれだけなだめて。どれだけあたためて。
それがぼくに出来る精一杯の償いならば。
種はとても悲しかった。だって。 決してそんなつもりではなくて。 信じて念じて願って祈って伝えて。
待っていただけなんだよ。きみのこと。 だからもう泣かないでよお願いだから。
こんどはきっとぼくのそばで咲かせてあげるから。
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