ほんとにこれでいいのかと気が咎めるくらい。一日中だらだらと過ごす。生あくびと。ぼんやりと。特に意味もない溜息ばかり。かといって不機嫌ではなく。ただ無気力を愉しんでいたように思う。ふらりっと。あてもなく歩いてみたいような気分になった。誰かとではなく。たった独りがよくて。薄曇の空や。生暖かい風や。名も知らぬ鳥の声や。道端の草花や。通りすがりの猫や。出会うものすべてにほっとして立ち竦む。静止画像のような自分になりたい。