梅雨明けと海の日と土用の丑の日が・・いっぺんに来た! 夏なのだ・・ああ夏なのだ夏なのだ・・。
朝から青空が嬉しく子ツバメのようにはしゃいでおりました。 しかし夏の太陽ってこんなに燃えていたかしら?と戸惑うほどの暑さでした。 夫が急に思い立って「海苔網を洗うぞ!」と言い出し、頑張ってお手伝いしたのだけど・・ 暑さでバテバテ汗だくふらふらで、お昼にビール飲んでからぶっ倒れてしまったのです。
なんと・・3時間も昼寝してしまい、もったいないような夏の午後をしてしまいました。 目覚めてからふと、ああ・・『海の日』だったなあと思い出し、ふらりとドライブ行きました。 先日サーファーが行方不明になったあの海へ行ったのですが、今日も大勢のサーファーが来ていて そこら中で裸になっているんです。もちろん女性もです。 小麦色の肌が目に焼きついてしまいました。見ないふりをして見るのが得意なもんで〜 しかし・・若者の間を縫って浜辺を歩くのって・・とても緊張してしまうんです。 なんだか場違いのような・・カメラ持ったおばさんなんて・・やっぱ恥ずかしいですよ。
結局、ほんの少しだけ『海の日』を楽しみ、さっさと逃げるように帰ってしまいました。 さあ・・次は『うなぎ』だ!なんて思っているところは、やっぱおばさんですよね。
で・・いつものマートへ行けば当然、うなぎおいしかば焼き〜店の外で焼いていました。 ずっと朝から焼いていたんでしょうね。汗だくの店員さんの顔見たら買わずにはいられません。 でもとりあえず店内のうなぎも見てみることにしました。 それがなんと天然うなぎが一匹3500円ですと!ぶったまげた〜買う人いるのですか?
実は子供の頃・・夏は毎日のように食べていました。いつが丑の日だなんて知らなかったです。 私は9歳まで四万十川上流の山村で育ち、母が趣味でうなぎを捕っていたんです。 当時の母は25歳くらいだったかしら・・若いからなんでも挑戦する人だったんでしょう。 近所の川漁師さんに『うなぎ漁』を教えてもらったらしいのです。 竹で編んだ筒のようなものにミミズを餌に入れて川底に沈めるんです。 明くる日それを引き上げたらうなぎが確実に入っていたんですね。 母はそれが面白くてたまらなくて、毎日毎日頑張っていたんです。 だから当然のように、晩御飯はいつも『かば焼き』でした。 学校から帰ると玄関先で焼いていましたね。うちわで炭火を仰ぎながら汗いっぱいかいて・・。
その後父の転勤でその村を去ってからも、夏になるといつも思い出す光景でした。 そして「もう飽きたよ!」と言いたいくらい食べ続けたうなぎの味を・・・。
今はほんとに貴重になってしまった高価な天然うなぎです。 仕方なく店の外でかば焼きを買い、右手に冷えたビールをぶら提げ家路を急いだ夕暮れでした。
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