ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年07月03日(水) 未来予想図?

帰宅したら娘のクルマがあったので、とてもほっとして嬉しかった。
最近はすれ違ってばかりいるので、いつがお休みなのか訊く暇もないのだ。

でも・・洗濯物取り入れただけで、畳んではくれない。
「畳んでくれてありがとう!」ってお礼を言ったら、「どういたしまして」と答える。
ほんとに娘には敵わない。いつもこんな感じではぐらかされてばかりいる。

久しぶりに家族四人が揃ったので、博多土産の「高菜ラーメン」を作ることにした。
5人分を4人で分けようと夫が提案したので、かなり大盛りのラーメンが出来た。
娘が麺を湯掻いている間に私はネギを刻む。ふたりだと余裕で準備が出来る。
もうあてにしないなんて決めていても、居てくれるとほんとに助かる。

とんこつスープの風味がなんともいえない。からし高菜はぴりりと食をそそる。
四人で汗を流しながらはあふうひいふう「美味しいね」と食べた。
娘が首にタオルをかけていて、私はその端っこで汗を拭いた。
「もう!やめて〜タオル取って来なさい!」と怒られてしまったがまた拭いた。

四人だと笑い声が絶えない。これが三人だと私はイライラして・・二人だと緊張する。
いつまでも四人ではいられないけど、続く限りと思う私のささやかな願望だ・・。

家族団欒の度が過ぎて、それぞれの将来の話になった。
私は孫の世話なんて絶対にイヤだから、近くに住まないでね!と頼む。
でも、夫は早く孫の顔が見たくていくらでも遊んでやりたいと言う。
じゃあ・・熟年離婚するから、お母さんの生活を邪魔しないでね!と頼む。

夫が突然、絵を書きたいと言う。老後の趣味は絵を書くことだと言う。
俺に絵を書かせてみろ!上手いんだぞ・・上手いんだからな・・。

私はほんとに何も知らないまま結婚したのかもしれない。
いつもこんな風に突然知らされることがいっぱいある。
絵か・・いったいどんな絵を書く人なんだろう・・?
まだ一度も見たことはないし、絵筆を握る姿なんてとても想像出来ない。

いきなり父になり母となった結婚生活だった。
仕事に追われ子育てに追われ・・お互いのことを知ろうともしなかったこの年月・・。

時という日々が少しずつ変化し始めた気がしている。
それはどんなにあがいても逆らえなくて、それぞれの未来の道標のように・・
私たち家族の行く末を決めてしまうことになるのだろうか。


その絵を見ることが出来るのだろうか。それはいったいどんな絵なんだろう・・。


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