今日のサッカーのことを書こうとしていたけど、なんだか言葉が出て来ない。 残念だったけど・・よくここまで頑張ったと思う。 私もすっかりサッカーが好きになったから、今のキモチ忘れたくないなと思う。
ラジオでサッカーを聴きながら帰宅したら、思いがけず娘が居た。 最後の5分間を一緒に観戦して・・ちょっと肩を落としてビールを飲んだ。 娘はまた出掛けるらしく、夕食は要らないよ!と言う。 「じゃあ・・早く行けば!」とちょっと意地悪なことを言ってしまった。 そしたらとても済まなさそうに台所に立ち、さっさと下ごしらえを始めるのだ。 少しは反省しているらしい。でもどうしても行かねばならぬらしい。
帰宅した父親もたっぷりと嫌味を言った。 今夜の顔は真面目に怒った顔をしていて、私もちょっとはらはらしてしまう。 でも・・娘は絶対に負けない。まるで誰かさんの若い頃にそっくりだ。 「お父さんも通ってたやろ!おまけにお母さんに種付けたじゃないか!」
緊張感が一気に緩み、さすがに父親はヘナヘナになってしまう。 そこへタイミング良く『種』が帰って来た。流れる口笛がとてもわざとらしく・・。 どうやら表の路地まで会話が筒抜けだったらしい。
「種にビールを撒いてくださ〜い」と種が言う。
今夜は私の大好きな冷し中華だった。娘が麺を湯掻いてくれてとても楽チンだった。 娘も大好きなはずだけど、今夜はもっと美味しいものを食べるそうだ。 でも・・一向に出掛けようともせず、みんなと一緒に食卓に着いている。 さすがにお腹が空いてきたのか、「お刺身だけ食べてもええ?」と訊く。
結局いつもと変らない団欒が訪れ、冗談言ったり笑ったりの時間が嬉しくなる。 息子はすっかり『種』になり、「こんなに大きくなっても良かったか?」と訊く。 種は・・すくすくと育ち立派になったなと・・母は感心しているのだ。
男達がやっと席を立つと、娘もこそこそっと席を離れる。 出掛けにやっと名前を聞き出すことに成功した。ちょっといい感じの名前だった。 「今夜は何を食べるの?」と訊けば、「ビーフシチュー!」と答える。
この季節にビーフシチューか・・ちと暑くない?熱いなあ・・。 「めちゃ料理が上手なんだよ〜!」娘は嬉しそうにはしゃいでいる。
娘の笑顔が何よりも大好きだ。 だから決して泣かないで・・幸せな人生を送って欲しいなと願う母だった。
|