ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年06月18日(火) 行ってらっしゃい

今日のサッカーのことを書こうとしていたけど、なんだか言葉が出て来ない。
残念だったけど・・よくここまで頑張ったと思う。
私もすっかりサッカーが好きになったから、今のキモチ忘れたくないなと思う。

ラジオでサッカーを聴きながら帰宅したら、思いがけず娘が居た。
最後の5分間を一緒に観戦して・・ちょっと肩を落としてビールを飲んだ。
娘はまた出掛けるらしく、夕食は要らないよ!と言う。
「じゃあ・・早く行けば!」とちょっと意地悪なことを言ってしまった。
そしたらとても済まなさそうに台所に立ち、さっさと下ごしらえを始めるのだ。
少しは反省しているらしい。でもどうしても行かねばならぬらしい。

帰宅した父親もたっぷりと嫌味を言った。
今夜の顔は真面目に怒った顔をしていて、私もちょっとはらはらしてしまう。
でも・・娘は絶対に負けない。まるで誰かさんの若い頃にそっくりだ。
「お父さんも通ってたやろ!おまけにお母さんに種付けたじゃないか!」

緊張感が一気に緩み、さすがに父親はヘナヘナになってしまう。
そこへタイミング良く『種』が帰って来た。流れる口笛がとてもわざとらしく・・。
どうやら表の路地まで会話が筒抜けだったらしい。

「種にビールを撒いてくださ〜い」と種が言う。

今夜は私の大好きな冷し中華だった。娘が麺を湯掻いてくれてとても楽チンだった。
娘も大好きなはずだけど、今夜はもっと美味しいものを食べるそうだ。
でも・・一向に出掛けようともせず、みんなと一緒に食卓に着いている。
さすがにお腹が空いてきたのか、「お刺身だけ食べてもええ?」と訊く。

結局いつもと変らない団欒が訪れ、冗談言ったり笑ったりの時間が嬉しくなる。
息子はすっかり『種』になり、「こんなに大きくなっても良かったか?」と訊く。
種は・・すくすくと育ち立派になったなと・・母は感心しているのだ。

男達がやっと席を立つと、娘もこそこそっと席を離れる。
出掛けにやっと名前を聞き出すことに成功した。ちょっといい感じの名前だった。
「今夜は何を食べるの?」と訊けば、「ビーフシチュー!」と答える。

この季節にビーフシチューか・・ちと暑くない?熱いなあ・・。
「めちゃ料理が上手なんだよ〜!」娘は嬉しそうにはしゃいでいる。

娘の笑顔が何よりも大好きだ。
だから決して泣かないで・・幸せな人生を送って欲しいなと願う母だった。


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