ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2002年06月11日(火) これも愛みんな愛

今朝、新聞の占いを見たら「愛に出会う日」と書いてあった。
そっか・・私もとうとう会えるんだ・・なんてにこりと微笑む朝だった。

台風の影響で雨模様の空も午後には少しだけ明るくなり、気分もちょっと晴れる。
ここ数日・・なんだかね・・自分の頬を叩きたいような・・そんな日々だった。
私はとても贅沢なんだと思う。ひとつでは足らなくてもっと・・もっと・・
そんなふうに欲張りに求めすぎる時がある。身の程知らずなのも悪い癖だな・・。

お昼休みに本を読んでいたら、友人が電話をくれた。
最近の私は少しだけ殻を被っている。話さないことが結構増えて・・・
もうちょっとでパンクしてしまいそうだった。
堰を切るとは・・きっとこんな時を言うのだろう。
どどっと押し流されるように感情が昂ぶってしまう。
私は姉ではなく妹になる。そしてふと母のように彼女を想う・・・。

私の目下の悩みなんて、ほんとうに些細なことなんだ。
話すまでは苦しくてたまらないのに・・・
話し終えてしまうとそれがとてもちっぽけになる。とても不思議だけど・・そう。


午後からはとても爽やかな気分で仕事を始めた。
やらなくてはいけないことが沢山あるのに、このところずっと怠けている。
やる気を出そう!と帳簿を開いてはみたが・・目が霞んで数字が見えない。
ううう・・突発性の老眼かと我を疑いムチしてみたが・・とてもヤバイ感じだ。

ぼんやりと窓の外を眺める。風が強くて山の緑が翻っているのが見えた。
その光景がとても心地よくて、なんだか自分もゆらゆらして来る。
自然はとても子守唄が上手なんだ・・だからどうしようもないんだ・・。

「毎度ですぅ!」部品屋のお兄さんの元気な声に励まされて目が覚めた。
顔見合わせてくすくすと笑いながら、少しだけ雑談をする。
帰らないで欲しいのに・・帰るのね・・。なんてついつい言ってしまいそうだ。

そしてまた眠くなる。でも、いくらなんでもこんな非常識なこと許せないと思う。
そのうえ仕事中に携帯でメールしたりして・・いけないのだけど・・してしまう。
同じように事務をしている友人と励ましあうのも愛かな・・なんて思った。

それから後は火がついたように仕事をした。(笑)
いつもなら時間ばかり気にして、さっさと帰り支度をするというのに・・
今日は専務オババに言われるまで気がつかなかった。
私もやれば出来るんだなあ・・なんてちょっと悦に入ってしまった午後だった。

帰り道・・最近はずっと来た道と同じ山越えのコースを帰っている。
道路工事が中断されて交通規制が解かれたからだ。
国道と違って信号もない。もちろん緑深い山、山のコースだ。
上る時と違って下りはハンドル捌きが難しい。でも、もうすっかり慣れた。

雨上がりの新緑がとても好きだ。
すれ違うクルマもなくて、まるで私ひとりだけの道のような気分になる。
新鮮な空気をこれでもかこれでもかと・・こころまで満たされているのだ。
このうえ何を望み、何が欲しいと言うのだろう・・・。

私はきっと幸せなんだと思う。
そこにそれがあると思うから欲しくなる・・・
手を伸ばす前に今を・・もっとかみ締めて生きていきたいものだ。


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