チーコのフィットネスライフ
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2004年06月20日(日) さようならピットイン

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『ライブハウス「六本木ピットイン」が今年7月末で閉店する。カシオペアやスクエアなど数多くの人気グループを輩出。坂本龍一さんらによるYMO結成の舞台ともなった。関係者からは名門ライブハウスの突然の幕引きを惜しむ声が上がっている。』(日経新聞より)
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私がJAZZを唄っていた10数年前では、
ピットインといえばJAZZプレイヤーの殿堂的存在で、
歌謡界でいえば、いわゆる年末の紅白歌合戦に値する名ステージといいましょうか、
『ピットインに出ている・まだ出られない』で
JAZZプレイヤーとしての腕前の価値基準を測る・・・
そういった神聖な場所でした。
私のまわりのミュージシャンの卵やヒヨコ達は
こぞって、ピットインの月間スケジュールはチェックしていたし、
そこに出演できるプレイヤーになるために
日夜訓練を積み重ね・・・
といった特別な存在の場所でした。


実は私もたった1度だけですが、
JAZZシンガーとして出演したことがあります。
歌手としてはペーペーでヘタクソで青いのですが、
一緒に活動していたプレイヤーの方達は名だたる程
一流どころの一流・・・
私としては(今はどこに?)若さだけで突っ走っている
お子ちゃま歌手。
ハイ、想像どおり、酷評だったです。

しかし、『そのピットインのステージに立てた!』
ということがその当時の私にとって身に余るほどの幸福で、
終了後、感激して泣き崩れました。。。

ありがたいことです。

また、そういった経験を通して、
『望んでいればなんだって叶う!』『不可能も可能にできる!』
といった自己原動力のポリシーが出来上がりました。


六本木に行ったときにそばを通りかかると、
『今はどうだい?がんばってるかい?』といった声が聞こえてきそうな
ピットインの前の通り。。。
来月で無くなってしまうのね。。。
「雑誌ぴあ」にも載らなくなってしまうのね。。。

なんだか月日を感じ、ブルーになります。ぐすん。。。


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