チーコのフィットネスライフ
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2004年06月02日(水) チンチキ・チンチキ♪

記憶に残っている言葉なのですが、

10年以上前、故ジミー原田さんの(JAZZ)バンドで
JAZZシンガーをしていた頃、
自分の受け持ちのバンド以外に、
営業と宣伝を兼ねて、
超ベテランプレイヤーから若手プレイヤーまで
・・・手当たり次第にLIVEに出かけて行き、
自分のKeyを告げて
『一曲唄わせてください!』と控え室に出かけ交渉してました。

若さというのは様々な行動力を生むものです。
唄う機会を得るために、必死でした。
遠慮とか、恥ずかしさとかかなぐり捨てて毎日が勝負と言いましょうか。
親に勘当され、(その後、数年かかって和解)帰るところも無く気合で生きてた頃です。

で、JAZZプレイヤーの卵やヒヨコ達は、当時も現在もたくさん居ますが、
やはり私と同じように、
気合で各プレイヤーのトコロに出向き、
『1曲セッションしてください!』
『弟子にしてください!』
各々必死の嘆願の声があちこちから聞こえました。
(今から考えても超濃厚な日々です。
私のドラマ好きの土台はこの頃培われたのでしょう)


で、JAZZドラム界の重鎮、ジョージ大塚氏
(たくさんのプロドラマーを育て上げてます)
が、弟子になりたいと訴えてきた男の子に言った言葉
【僕のドラムはチンチキ・チンチキ♪君のドラムもチンチキ・チンチキ♪】
【同じだと思うかい・・・?でも違うんだなー・・・】
と大塚氏が言いました。

発言が変わっているカモ・・・と評判高い大塚氏のこの発言。
耳にしたときは『また、このオジサンは・・・』としか響かなかったけれど
考えたら、この言葉、非常に色々な気持ちや思いが詰まった言葉です。

こう形容したいことって世の中たくさんありますよね?

その心がわかってきた・・・私も大人になったのかしら。


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