ウィングのつぶやき
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2年前に“Afternoons with Mr.HOGAN”という本が出版されました。
それによると、1967年に、ホーガンの地元テキサス州フォートワースにあるシャディ・オークスCCで練習場のボール拾いをしていた17歳の少年に、ホーガンがスイングの秘密を打ち明けたそうなんです 練習場といっても打ちっぱなしではなく、ホーガンだけにコースの一角を練習場として使うことを許されていたそうです。しかもボールはすべてコースボール。少年はホーガン専属の球拾いだったわけですね。
でその秘密とは何だったのかというと、バックスイングとダウンスイングで右ヒザの角度を崩さない、というものだったそうです。
「ホーガンの秘密」といえば、ライフ誌から莫大なギャラをもらって「スクエアグリップへのチェンジ」と「トップで左手首を甲側に折る」というしょーもないポイントを明かしたホーガンですが、この「右ヒザキープ」だけは、「モダン・ゴルフ」ではもちろん、ついぞ語ることはなかったのです。
少年が「どうして黙っているんですか?」と尋ねると、「むざむざライバルたちに明かすわけないだろう」って言ったそうですが、本当ならけっこう小さいぞ!ホーガン!
まあそんなことはどうでもいいのですが、ウィングも右ヒザキープは重要なポイントだと考えます。しかし、しかし、下半身を使えていない人がやると、スイングが小さくなるから注意! 小さいのはなんでもよくないですよ。
フットワークを使えて、下で上を動かせるようになってはじめて右ヒザの我慢をして欲しいと思います。そうでないと手打ちになります。
で昨夜、うちのM君と地下でちょっと打ったのですが、けっこう下半身を使えているようだったので、右ヒザキープを教えてあげました。といってもたぶん意識して右ヒザキープはできないと思ったので、「インパクトまで右足カカトを地面から浮かせないようにしてみたら」と言いました。
すると、飛距離が伸びました。 ヘッドが走るんです。いままでM君の最長不倒記録は260.7ヤードでしたが、263.2ヤードを記録。毎ショットほぼ250ヤードをクリアしてましたからまずまずです。
で自分ですが、やはり飛びました。ほかにもポイントはあったのですが、右足のカカトで蹴るようにして、なおかつ右ヒザキープというか、やはり右カカトを早く浮かせないように注意したら283.4ヤードを記録。
というわけでランキングはこうなりました。
夢の300ヤードまでもう一息(二息?)か?
ゴルフライター小林一人
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