ウィングのつぶやき
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2005年11月16日(水) 野球とゴルフの融合にこそ未来がある��

日本ハムファイターズのファームといえば、「ツイスト打法」養成所として有名です。

「ツイスト打法」とは、ファイターズの主軸小笠原選手を筆頭に、イチロー選手や巨人の阿部選手が行っているとされる打法で、簡単に言えば、「下半身をスイングする方向と逆にねじり、その反動を利用して上体をターンさせる」打法のことです。

ウィングが吉田コーチと永井コーチからヒントを得て、こりゃあ飛ぶぞ! と喜んでいた体の使い方とほぼ同じで、強い回転ができるため、ボールを飛ばせるのが特徴です。
ちなみにウィングはツイスト打法を「投手寄りの足をスイング方向と逆方向に絞り、それをきっかけに右半身を回して全身(上体ではない)の強い回転を起こす打法」だと理解しています。

で先日、ツイスト打法の本場に出かけ、その推進者である岡本二軍監督にじっくり話を聞いてきたわけですが、岡本監督が最も強調していたのは、「股関節をパワーポジションに置く」ということでした。

どういうことかというと、「股関節を緩めた状態からは強い力と俊敏な動きはできない」ということなのです。たとえばバックスイングで腰を大きく回すと、右股関節が緩んだままですが、この状態からダウンスイングに入ると、右半身が開きながら前に突っ込んで、懐が狭くなってしまいます。「懐が狭い」ということは、腕やバットを加速させるスペースがないわけですから、インパクトでスピードが出ないのです。

また、体が開いてしまった状態から、懐を作って、なおかつバットをオンプレーンに戻すには、複雑な体の動きや手の操作が必要になり、これでは高速で向かってくるボールに対応できません。。

だったら最初から右股関節を締めておき、パワーポジションを作っておいてからスイングをスタートしようというのが、ファイターズの取り組みで、これはプロゴルファーのスイングとほぼ同じ体の使い方です。

というか、ファイターズのファームの練習にはゴルフからもヒントをどんどん取り入れているそうで、岡本監督はそれまでの常識にこだわらない、革新的な指導者なのです。

室内練習場でティーバッティング(ティーにボールを乗せて打つやつです)をやらせてもらいましたが、確かにスイングプレーンの意識があればバットでボールとコンタクトするのは簡単だし、300ヤード飛ばすようなバックスイングをすれば、けっこう強い打球が打てます。

ということは、ゴルフと野球のバットスイングは同じなのかな、と思っていたところ、引退してからプロゴルファーを目指していたこともある川名外野守備・走塁コーチは「同じです!」ときっぱり答えてくれました。

ゴルフのトップコーチからいろいろと話を聞き、そしてプロ野球でも最先端の指導法を取材した結果思うのは、「やはり運動の鍵は股関節にある」、ということです。いままで何度も股関節の重要性を感じたり、指摘されたりしてきて、股関節が重要なのは十分承知していたつもりでしたが、ここに来てそれが一層リアルなものになりました。

というわけで、ここしばらくは股関節に注目してみようと思っている今日この頃です。いまから日本代表の試合を観にいくので、中田ヒデ選手の股関節の動きをチェックしてきます!


ウィングプロフィール
基本的にツアープロへのレッスン取材はしない。理論が後付けだから、というこだわり&わがままなスタンスを貫くゴルフライター。「ゴルフ未来研究所」(GOLF TODAY)「術のゴルフ」(ゴルフレッスンコミック)「ゴルフの毒」(ゴーゴル)「伝説のレッスン」(ゴルフパートナー会報誌Com.)の連載など、マニアックな仕事を中心に活動中。(お知らせ/今月17日にリニューアルされるアルバのホームページで人物ものの連載が始まります)






ゴルフライター小林一人

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