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ぐしゃぐしゃぐしゃぐしゃ。 あたしを苛々させてるのはゴミだ。ゴミ。 数日の苛つきの原因はそれだった。 『ゴミ』は一つじゃなくて複数。 男だし、女でもある。 あたしに刃向かったり、あたしと友達だったり、あたしの彼氏だったり。 ・・・あの人だったり。 あたしだけがゴミじゃない。 ゴミはあたしのその傲慢なその考えの上で成り立つ。 あたしはゴミを丸め込んで、其処らへんにいくつも放り投げてる。 さっきもいった通りあたしは苛々してる。 原因はゴミのせいだ。 「はち、」 「なにぃ−?」 「はちって性格悪いよねぇ?」 「そうねぇ」 ゴミの顔はなんだか特徴がないくらいのっぺりとしていて 影を落さないその顔。 あたしは一瞬で記憶から消した、筈。脳内から。 『そうねぇ』 というあたしの肯定は「アンタもね」を含んでる。 あたしは自分という人格を甘やかすからあたしの性格を『完全に悪い奴』 というジャッジができない。 認識している、(少なくともあたしの中では)のは 「あたしは多分良い子。そして我侭。だけど誰かがいつも許す」 その設定。 ぐしゃぐしゃに丸めてしまったゴミに あたしが何をその後いったかは記憶にない。 ゴミ女もだけど彼氏とも喧嘩してしまった。 あたしがほったらかしにしたのが彼を拗ねさせたらしい。 謝罪の文章を三行にまとめて彼に送った。 あたしは許された。 それは大袈裟だ。大体あの男は怒らない。 それがあたしをまた苛々させた。 (女々しい奴) あたしは何度かそんなことを思ったことがある。 別れようかな、とも思う時がある。 でも今別れてもなんの利益もないと思うと気が留まる。 あの人じゃない男に縋るのも慣れれば楽だし気休めになる。 馬鹿げてるかな。 学校は楽しいからあたしは好き。 こんな暗い日記かいてるあたしは学校じゃまぁまぁに明るい 社交的な子なつもり。 苛つきを伏せてるつもりだけど見破れてるかも。 怖い、と言うか疑うあたしがなんだか情けない。 |