みなもの日記
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2008年03月27日(木) 再会

今日、思い出のある男の人と会いました。

その人のことは小学校四年生の頃から片思いで、かれこれ11年間ずっと想い続けているわけで。

中学校になって学校が別れてしまい、高校になって偶然、朝の通学電車の中で彼を見つけ、遠くの高校に通うため朝早くの電車に乗る彼をひと目見るため、毎日その電車に乗り続けた三年間。
高校最後の日の朝、勇気をだして彼に話しかけ、ケータイのアドレスを渡しました。

その後あたしは大学に進学し、彼は一年浪人することになりました。
たまにするメールが何より嬉しくて、彼の誕生日で七夕でもある七月七日は自分の誕生日よりも楽しみで、どんな文章が可愛く見えるのか、メール嫌いなあたしが長時間ケータイ画面とにらめっこしたり。
とにかく彼の事を考えるだけで頭からつま先まで血が沸騰するんじゃないかと心配するほど好きで好きで仕方がなかった。

でも、彼があたしを恋愛対象に見ていないのも分かっていたし、今さら告白なんかしたって彼を困らせるだけで、今の関係が壊れることを考えると、彼とメールをして彼の存在を感じることだけで十分幸せでした。

一年が経ち、あたしに37歳の今の彼氏ができた頃、彼からメールで大学に合格したとの知らせが入ったのです。
あたしは自分が合格したときの数百倍くらい喜び、その日の夜、久しぶりに電話をかけました。
『良かったね!!おめでとう!!』とバカみたいに連呼するあたしに彼が突然、『浪人中ずっと励ましてくれてありがとーな。おまえがおらな落ちてたかも。』と、ポツリと言ったのです。
彼は筋金入りのシャイなので、まさかそんな率直な言葉を言ってくれるとは思ってもいませんでした。

その瞬間、あたしの中で溜まっていたものが堰を切ったように溢れ出した感じがし、気がついたら『ずっと好きでした。』なんて言い出してる自分がいました。
自分の想いをすべて伝え終わると、彼はしばらくの間じっと黙っていて、そのあと大きく深呼吸をしてから、『ありがとう。』と言い、『でも、その気持ちには応えられないです。』と付け足した。
でも、あたしの気持ちは自分でもビックリするくらいすっきりしてて、なんの後悔もなく、『聞いてくれてありがとう』と言えました。

それから二年、相変わらずたまに連絡を取るなかで、どーゆう話の流れか、彼と会うことになりました。
しかも決まったのがあう日の前日ときたもんだ。
あたしの中でほぼ腐りきってた『乙女シグナル☆』たるものが、ここぞとばかりに大分泌の出決大サービス状態になり、今の彼氏の初デートの時でもこんなに気合いれんかったのに!!と自分でツッコミを入れつつ、服装は当日どんな天気にも対応できるようにし、“晴れの日用”“雨の日用”“温度高い日用”そして“温度低い日用”と、遠足前の小学生もこんな事しないだろう的な準備万端さで、この日のためにバイトで稼いできました!!と言わんばかりに、当日の朝一番で行きつけサロンにカラーの予約を入れ、モチロン最後は『可愛く巻いてください!!!!』とバカ丸出しな発言をし、店員を困らせる始末であった。

そして、会ってきたのですが。。。

いやー、やっぱり良かった!!
飲んでる最中、彼の横顔を見るたびに、それだけでご飯五杯はイケるぜ!!などと、一人テーブルの下で小さくガッツポーズを決めていました。
ヨコシマな出来事は案の定、何も無かったのですが(笑)、長年の夢が叶い、これ以上ない幸せを感じたのでした。




p.s
家に帰ってから、早速『今日はありがとうメール☆』的なものを送ったのですが、返事はまだ、ありません。
っれーー??
なんかミスったかなァーー??


みなも

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