footballのある暮らし
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2006年12月17日(日) Jユース準決勝

日曜日はJユースを観に、長居へ。
友達が遅刻したせいで、一人寂しく観戦。
なぜか毎年、ギャルサポが多い広島のおかげか、準決勝という響きのせいなのか、先週より観客はかなり多め。
養和の保護者の方は3週連続で関西遠征ご苦労様です。

三菱養和SC        広島
−−−−11−−20−−−− −−−−10−−09−−−−
−10−−−−−−−−09− −08−−−−−−−−11−
−−−−17−−08−−−− −−−−23−−07−−−−
−06−−03−−05−−04− −06−−13−−05−−03−
−−−−− 18 −−−−− −−−−− 16 −−−−−

三菱
GK18時田健太
DF04清水宏晃、05仙石玲、03大貫洸、06藤本修司
MF09榎本亮輔、08木暮郁哉、17安田隆、10大竹隆人
FW20中村謙、11神村奨

広島
GK16兼田亜季重
DF03野田明弘、05佐藤拓、13篠原聖、06遊佐克美
MF11横竹翔、07保手濱直樹、23岡本知剛、08藤澤典隆
FW09中野裕太、10平繁龍一

今年、初めて観る広島は例年の「4−3−3」ではなく今大会から「4−4−2」のシステムで臨んでいる。
かといって、例年よりも守備的と言うわけではなく、試合開始から仕掛けていき、3分に右CKから中野がヘッド。4分には左サイドで遊佐から藤澤へとわたり、ドリブルで中へ進入し、PA内の横竹へクロス。横竹がヘッドであわせ、早くも先制。
川崎、G大阪、大宮とJ勢を撃破し、勢いに乗る養和も、“広島には勝てないか・・・”なんて思っていたが、大竹、木暮を中心とした中盤がサイドをうまく使い、神村が2トップがゴールを狙っていく。しかし、篠原、佐藤、兼田の2年生トリオが粘り強さを見せ、中々、ゴールを割ることができない。

後半に入り、56分に岡本がゴールか?と勘違いするミドルがあったものの、試合自体は養和が支配。広島はカウンター気味の状態から前線の選手の個人技を活かす感じで、60分に後方からのボールを平繁が合わせ、2点差とリードを広げた。
内容で魅せ、準決勝という大舞台でも“らしいサッカー”を繰り広げた養和は試合終了間際に、PA内で神村、大竹、中村とパスを繋ぎ、意地のゴールを決めたが、タイムアップとなった。
内容的には養和の方が良かったと思うのだが、こういった舞台に慣れている広島の試合巧者ぶりが目をひいた。

【三菱養和】
▼木暮郁哉
中盤でうまく守り、攻守の起点となる。
▼榎本亮輔
スピードを活かし、サイドからチャンスメイク。
▼大竹隆人
序盤は、サイドで野田に苦しむも、ドリブルでエリア中央で活躍の場を見つける。
▼神村奨
ゴール前での積極的な姿勢が光る。

【広島】
▼遊佐克美
裏を狙われる場面もあったが、機を見た攻めで見せ場も。
キャプテンシーでチームをまとめる。
▼藤澤典隆
ロングスローが素敵。サイドから中へのプレーでしっかりと見せ場を作る。
▼平繁龍一
ドリブルだけでなく、引いて組み立てたり、選択肢が増えた感じ。2点目のゴールの様に“FWらしさ”も見せた。
▼岡本知剛
決して目立つわけではなかったが、利いていた。少ないタッチでの散らしと、読みからのカットで貢献。



2試合目になると、若干観客は少なめ。J'GOALで見たように、
FC東京の補欠は、スタンドで美声を披露していた。

−−−−− 06 −−−−− −19−−− 10 −−−07−
−36−−− 38 −−−39− −−−−20 − 08−−−−
−−−−11−−10−−11− −−−−− 13 −−−−−
−05−−14−−05−−31− −11−−05−−06−−21−
−−−−− 01 −−−−− −−−−− 01 −−−−−

FC東京
GK01権田修一
DF31山浦公裕、04吉本一謙、05櫻井誠也、05恩田亮輔
MF39山村佑樹、10中野遼太郎、11井澤淳、36藤原広太郎
FW38岩渕良太、06森村昂太

名古屋
GK01長谷川徹
DF21磯村亮太、06三宅徹、05森本良、11酒井隆介
MF08西山洋平、13吉田麻也、20福島新太
FW07花井聖、10久保裕一、19新川織部

名古屋はいつも通りのメンバー。FC東京は電光掲示板では4-4-2となっているが、どうみても、森村の1トップに1年生が3人並んでいる。
今大会、名古屋をよく見ているせいもあり、“名古屋有利かな”なんて思っていたが、蓋を開けてみるとまったくの予想GUY。森村のポストプレーを中心に、2列目がポジションチェンジを積極的に繰り返し、その後ろから井澤が飛び出し、試合を優位に展開。守備でも高さのある吉本、櫻井が名古屋の攻撃陣を封じ込め、自由にさせない。25分に井澤が森村とのワンツーでゴール前へ進出し、先制点をゲット。35分には、中央から中野がオーバーラップしてきた右の山浦へ展開。山浦が、中央の山村へ送り、冷静にあわせ、2点差とする。名古屋は中央が潰され、花井、新川へうまくボールが回らず、苦しい。

後半に入っても、リズムは変わらず、試合はFC東京中心。
61分には、右からのパスを山村が折り返し、中央の森村がゴールへ冷静に流し込む。3点差となった名古屋は吉田をCBに下げ、攻撃に人数をかけるも、流れは得られず、逆に途中交代で入った大竹洋平にDFが揺さぶられる場面もあった。

【名古屋】
▼磯村亮太
右サイドで一人奮闘。守備で目立ったミスもなく、行き詰る攻撃をフォローする場面も。

【FC東京】
▼権田修一
守備エリアが広く、落ち着きがある。守備の機会が少なかっただけに、評価はしづらい。それ位FC東京が良かった。
▼吉本一謙
櫻井とのコンビで完封。高さ、強さ、統率と高レベル。
▼森村昂太
1トップのタイプではないと思うが、前線から巧さを活かしたキープで、2列目をうまく使う。キックの制度も○。
▼井澤淳
シンプルにボールをはたき、スルスルと前線へ侵入。
彼からチャンスが生まれる場面が多かった。
▼山浦公裕
椋原健太の代わりとして出場。代表で見た時はいまひとつだったが、この日の出来は完璧。粘り強い守備から積極的に前へ上り、好チャンスを連発。セットプレーでも、いいキックを見せる。


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