日常の詐欺師
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雑記 2005年05月15日(日)

巡回先のスラッシュドットジャパンこんなニュースを発見。吃驚。
東北大大学院工学研究科の研究グループによって、血液で発電する電池が開発されたそうです。

そういえば以前、バイオ砂糖電池を研究開発を進める松下電器の取材記事で、「生命体と電池の差は、熱を取り出すか電気を取り出すかの違いだけ」というのを興味深く読んだのですが、その研究の着目をさらに発展させたのがこれなのか。

記事によると、血液電池は、電極に塗布された酵素が血中糖分であるグルコースを分解することによって電子が生じ電流が流れる仕組み。
研究開発がすすめば、半永久的に交換不要な体内埋め込み型の電源として活用がありうるのだそう。

触媒である酵素の寿命をどうするのか気になる。半永久電池にしたいのならば、安定した長期維持が必要だろう。活動している人間なんて酵素にとっては超不安定な環境なのでは。すぐ体温変化するし。
理系ではないので、そのあたりは手元の単三電池を見て適当に想像するばかり。
将来的にペースメーカーなどの定期交換が不要になれば、手術を必要としていた方々にはとてもありがたいのでしょう。さまざまな意味で、画期的な発明ですね。


>人工臓器の動力にも使える可能性があるという
のであれば、マトリクス世界は途方もないファンタジーではなくなるわけで。自己分裂出来るコンピュータも開発されたばかりだし。ああ、想像が飛躍していく。
しかし、人間の身体を丸ごと電池とした場合、はたして燃費電池としてどの程度の発電効率なのか、純粋に知りたい。やっぱり痩せ型よりちょっとデブな方がいいのですか。


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[読了]
・英国パブリック・スクール物語/伊村元道

…しまった現代パブリック・スクールの仕組みを知りたかったのに歴史本を買ってしまった…。英国の教育システムはややこしい。と、いうことが理解できる本。

[再読]
・イギリス人はおかしい/高尾慶子

英国の生活様式、社会制度などを書いたエッセイ。イギリスに永住する憧れを持っている若いお嬢さんに読んで貰いたいと思う。実際に社会底辺ギリギリの生活をしていた人が書く手記に近い文章なので、とても辛口で現実的な切り口。


カハク |MAIL