グミ夢日記
グミ



 赤い女

祖父の家に行った。
暇だったので近所を歩いていたら、
道路に屋根付きの廊下が設置されている。
木造の古い廊下を進むと、その先にドアがあり
私はその引き戸を開けた。
薄暗い室内から嫌な空気が流れこんでくる。
不気味で仕方ない。
中に進めずにいると、
後ろから来た2人組に邪魔だと言われる。
この中に入るのは嫌だと言うと、
2人は開けられた引き戸から中に入って行った。

そっと中を覗き込んでみる。
歩道に乗り上げた車にさっきの二人が話しかけている。
すでに廊下は消えていて、私は幻覚を見たのだと思った。
一応、車の人に「ここに今まで廊下がありましたよね?」と尋ねると「廊下はないが、赤い女がずっとここに座っていた」と言われる。
その女の様子がおかしいので車を止めてみたのだが、気が付くといなかったと車の人は言っていた。

ふと道路の向こうを見ると、
赤い髪、赤い服の女がいつのまにか立っていて
こちらを睨むように笑っていた。
私達は気味が悪くなり、早足で逃げた。
赤い女が笑いながら私達の横を通り過ぎていく。
なにかを呟かれたが聞き取れなかった。
いつのまにか私達の髪も赤くなっていて
全員パニックになる。
走って逃げるが足がうまく動かない。
私だけ置いて行かれそうになり、半泣きで走った。

2004年09月27日(月)
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