ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年04月15日(水) ええねん

朝のうちは小雨だったが次第に土砂降りの雨になる。

バケツの水をひっくり返したような雨であった。


今朝は家を出るなりショートメールの着信があり

朝早くから誰だろうと気になり路肩に車を停め確かめた。

最初はいつもの迷惑メールだと思ったのだが

差出人の名を見て「まさか」と思わず声が出ていた。

それはもう10年以上も音信不通になってるRからだった。

私のことを覚えていてくれたなんてまるで夢のようである。

何と懐かしく嬉しかったことだろう。


歳月は流れRは結婚し10歳の娘さんが居るのだそうだ。

確かもう50歳を過ぎているはずである。

私と出会った頃はまだ30代の若者であった。

「昭和48年生」と云うホームページの管理人であったが

ネットサーフィン中に偶然見つけ

「あの子」と同じ年だなと思ったのだった。

妄想は膨らみそのうちあの子かもしれないと思い始める。

最初は掲示板でのやり取りであったがとても好感を持てた。

そのうち互いの電話番号を交換し声も聴くことが出来るようになる。

何か悩みがあると私を頼ってくれて相談相手になった。

私もネットのトラブルに巻き込まれていていつもRに助けて貰う。

「どこの馬の骨やら分からんぞ」と云ってくれたのもRである。

東日本大震災の時は思うように日記が書けなくなってしまった私に

「普通にしていようよ」と助け船を出してくれたのだった。

「あの子」が「親友」になる。どれほど信頼していたことだろう。


しかしそのあくる年だっただろうか酷く不機嫌な声を聞いた。

もう迷惑なのかもしれないと思う。頼り過ぎてしまったのかもしれない。

それがRの声を聞いた最後となったのだった。


十年一昔と云うが私の記憶は色褪せることはなかった。

顔の見えないネットの世界でこれ程の縁を感じたことはない。

私にとってRは永遠の親友だと云えよう。


そんなRが結婚し父親になった姿を見ることは叶わないが

ウルフルズの「ええねん」を聴いて私を思い出したのだそうだ。

何も言わんでもええねん

何もせんでもええねん

笑いとばせばええねん

好きにするのがええねん

感じるだけでええねん

気持ちよければええねん

それでええねん それでええねん

後悔してもええねん

また始めたらええねん

失敗してもええねん


この歌が私とRの全てだったのかもしれない。


※今夜は詩の掲載をお休みします。



 < 過去  INDEX  


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加