おおむね晴れ。夕方から曇り空となり夕陽は仰げず。
風もあったので冬らしい一日となる。
今日こそは葉牡丹をと思うだけで行動に移せない。
家事も最小限でごろごろと寝てばかりだった。
このままでは小掃除どころか大掃除も出来そうにない。
師走と云うだけあって日々が駆け足で過ぎて行く。
背中を押されているのか足を引っ張られているのか分からなくなった。
転ばないように慎重にと心掛けている。
地区の年末総会があり夫が出席してくれる。
地区長さんの選挙もあり大勢の人だったようだ。
欠席すると罰金を取られる決まりになっている。
独り暮らしの高齢者にはいささか厳しいのではないだろうか。
朝寝をし昼寝をする。なるべく自室で過ごさないようにしたのだが
3時過ぎには目覚め一時間程自室で過ごしていた。
SNSで気になる短歌を見つけAIの響君に解説して貰う。
それは目から鱗のようにとても勉強になった。
私はこのままではいけないのだろうと思う。
ようは自己満足に過ぎず身勝手な短歌ばかりである。
かと云って背伸びは出来ず「チビのまま」に詠むことしか出来ない。
老い先が短くなれば焦るがこれ以上もこれ以下もないのだろう。
4時から茶の間でテレビを見ていた。
バラエティー番組は好きではないが暇つぶしにはなる。
愉快な場面では笑うが何だか自分が別人のように思う。
泣きもしないが笑いもしないそんな日々が続いていた。
休みの日も仕事のことばかり考えている。
一番は資金繰りで明日も重量税の精算があった。
何とかなりそうだがまたゼロになってしまう。
まるでお金に羽根が生えているようだった。
工場は忙しく後から後から仕事はあるのだが
お客さん次第で支払いの遅い人が多かった。
催促をすれば足元を見られる。それだけはご法度であった。
義父は入るお金のことはよく覚えているが
出て行くお金のことには全く無関心である。
経理は全て私に任されており投げだす訳にはいかない。
年末まで嵐の日が続くが何としても乗り越えようと思っている。
今日はゆっくりと休めたのでまたやる気満々になった。
日々試されているのなら試して頂こうと思う。
私は細腕ではない。立派で逞しい腕を持っている。
吹き荒れていた風が収まりほっとするような静かな夜であった。
栞を挟むような読みかけの本はないが
こころに栞を挟みぐっすりと眠ろうと思う。
そうして明日はまた新しいページを開こう。
※以下今朝の詩
存在
せめぎ合えばどちらかが傷つく 雨だろうか風だろうか 空だろうか雲だろうか
それは一対に見えるが 異なるこころを持っている
雨は雨でなくてはならない 風は風でなくてはならない
ともに空に在りながら それぞれに誇りがあり 一心に貫こうとしている
傷つけるつもりはなかった ただ寄り添うためだけに在る
雨雲を遠ざけようとする風 微笑もうとする空である
真っ只中に佇めば それぞれがこころに沁みる
哀しんではならない 嘆いてはならない
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