Diary of thirty one syllables
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2020年11月28日(土)

いろどりの良い実を見つけてうきうきと写真を撮れどそれが寄生果


2020年11月27日(金)

訥々と三十一文字を綴りゆくそれが日記の代わりだと


2020年11月26日(木)

空の色さほど変わらぬ青の色それ故にこそ人の記憶に


2020年11月25日(水)

冬来たる床の下から底冷えてふかふか丸まる冬が来る


2020年11月24日(火)

ごくごく容易い踏みにじるそこに転がる甲虫の気が付きもせずに足の下


2020年11月23日(月)

新しい相棒が来る十年の年月伴うともがらの


2020年11月22日(日)

旅立ちは晴れてぞ進むかき曇る白が灰色そして雨粒


2020年11月21日(土)

江戸の町東京の町見比べて壊れて建てる繰り返しの街


2020年11月20日(金)

身のうちに巣喰う蠢く赤黒い血溜まりに似た澱と澱みの


2020年11月19日(木)

一滴の水を落として広がるは波のせせらぎ人のざわめき


大地を馬に呑んだくれる |MAILHomePage

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