無責任賛歌
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| 2001年11月13日(火) |
また書く原稿が増えそう(^_^;)。/『時をきざむ潮』(藤本泉)ほか |
オタアミ当日まであと11日! 11日しかないのだ!
昨日の飛行機墜落、テロではなく事故の可能性が高まったのだそうな。 なんでも片方のエンジンがいきなり落っこっちゃったらしいのだが、原因は不明。同型機は以前にもエンジンから火を吹いたことがあり(そう言えばそんな事故があったっけ)、一万時間毎の点検を義務付けていたが、その点検直前に起こったというものらしい。 それにしても、マスコミ報道、事故らしいとわかって落胆している様子がアリアリ。「現場のスタッフ」が未練たらしく、「原因が分らない以上、何かが仕掛けられた可能性も捨てきれません」と軒並みコメントを付け加えているのが滑稽。……ハトでも飛び込んだんじゃねーのか(-_-;)。 そうやって、「ちぇっ、テロじゃねーのか、つまんねー」と無慈悲かつ無責任な発言が出来るのは、当時者でなく公の場にもいない庶民の特権なんだけれど、日頃「社会の木鐸」を標榜しているマスコミがそこまで下卑たところにまで落ちた報道してることに対して無自覚なんだから、これをバカと言わずして何がバカだと言えようか。 で、事故らしいとわかった途端、ニュースはもうアフガニスタンの北部同盟による首都カブール制圧、タリバン撤退をいつも通りのドラマ演出で報道してるのな。……ワイドショー以外の普通のニュースでも、BGMにアニメや特撮の音楽を使うのが完全に普通になっちゃったけど、そのことに違和感感じてるやつ、送り手側にも受け手側にも少なくなってんだろうなあ。やっぱり使うだろうと思ってた『パトレイバー2』はもう、やたら頻繁に流れてるし。ここまで使われてるんだったら、川井憲次さん、使用料を申請してもいいんじゃないかなあ。それとも申請できないように法律がなってるのかな? よく知らんけど。 そう言った「演出」が、既に「情報をより正確に伝える」ことを目的とするジャーナリズムからかけ離れていることは今や論をまたない。これはもう、「戦争ドラマ」であって、「戦争」ではないのだ。そう感じるのが不謹慎だというのなら、もっと冷静な報道してみい。もちろん、そんな視聴率が取れもしないようなことするマヌケはマスコミにはいないだろうけど(^o^)。
仕事帰り、迎えに来てくれたしげと、職場近くの総菜屋でおかず買い。 車で通るとつい見逃してしまうようなところにあって、あまり繁盛してないようなところだが、今日は2台も車が停まっている。 「なん、『売れてない』って、ウソやん」 としげが私を責めるが、人がそんなに入ってる様子がないってのはその通りなんだが。たまたま何人か客がいただけで繁盛してるって考えるのもおかしかないか。夕方のこの時間帯で、客が二、三人って、少ない方だと思うがなあ。 毎日少しずつメニューも変えているようなので、出来るだけ珍しいものから買う。 栗コロッケ・チャーメン・鶏の香味揚げ・豚肉と豆腐とほうれん草の炒め物など、合わせても600円程度。これを二人で分けるんだから、なかなか良心的な価格。しげはデミグラスハンバーグに拘って二つ買うが、当然これはしげだけのもの。 私は自分の買った分はしげにも当然分けるつもりでいるのだが、しげは自分のものを私に分けようとしたことが殆どない。たまにハッと気付いて「食べる?」とか聞いては来るが、「食べるか」という疑問形であって、「食べなよ」ではないのだ。そんな、「ホントは自分で独り占めしたいんだけれど、がっついてると思われたくないから一応聞くけど、出来れば『いいよ、全部おまえが食べなよ』と言ってほしいなあ」って秋波がビンビン伝わってくるような視線を向けられちゃあ、「じゃあ貰うね」とはとても私には言えない(^_^;)。 食いものに関してここまで本能的になれるって、お前は闇市世代か。 帰宅して早速食事。しげ、鶏肉をウマイウマイと言って殆ど平らげる。「辛そうだったんで買うのやめたんだけど」とニコニコしながら口一杯に頬張っているが、店の中であまりに未練たらしくしげが鶏肉見つめてたから、私が買ってやったことに気がついてないのだ。 だから、自分の言動のせいで何を考えてるか周囲からはバレバレだって事実に少しは気付けよ。ああ、恥ずかしい。
『FF:U ファイナルファンタジーアンリミテッド』第7話「地下鉄 じげんトンネルのてき」。 CGとの違和感はあっても、とりあえず作画は悪い方ではないので、ちょこちょこと見ているが、FF初心者な私には、どのへんがどうファンタジーなんだかよく分らんなあ。少なくとも古典的な「剣と魔法」の世界でないらしいことは1話から見当ついたことではあったのだが。 ファンタジーの難しいトコロは(SFでもそうだけど)、住む世界が違う人間の価値観をどう表現するかってことにある。文化が違えばものの見方が全般的に違うのも当たり前なのだ。しかし、あまりに違いすぎると、見るものはキャラクターに感情移入するスキがなくなってしまう。その辺の匙加減が難しいんだが、どうもこのアニメのスタッフはそのあたりをずいぶん大雑把に考えてるような感じだ。 新登場の少女・ルー、これが実は狼少女(別にオオカミに育てられたんではなく、オオカミに変身する少女な)だったんだけど、正体がアイとユウにバレた時の会話のやりとりが思いっきりマヌケ。 「私の正体を知って怖くないの?」 「だってこの世界に来てビックリすることばかりだし」 いや、コケたねえ(^o^)。 つまり、オオカミ少女くらいいて当たり前の世界だってことでしょ? 実際ムチャクチャ化け物出て来てるよ? それでどうしてたかがオオカミ少女ってことだけで差別されちゃうわけよ。だったらチョコボ差別はないのか。 ファンタジーに安易に現実の設定持ち込んでんじゃないよ。 よく、ゲームクリエイターには最先端の才能が集まってると言うが、シナリオに関する限り、私ゃ今んとこそんなヒトを寡聞にして知らない。ゲーム版のFFのシナリオもこんなものなら、少なくとも「最先端」って惹句だけは外したほうがいいと思うな。
最近ネット上で知り合った女性の方から、ホームページを立ち上げるので、なにか原稿を書いてくれないかとメールで依頼される。 この手の依頼があると、お調子モノの私は一も二もなくホイホイ引きうけてしまう。けれどたいていシメキリを破ったり、書いたはいいものの読むに耐えないしょーもないものを書いてしまったり、依頼主に迷惑かけちゃうことも多い。 そのたんびに落ちこんで、しばらく旅に出たくなったり、部屋の隅っこでブツブツ呟いたり、壁を這う白い虫を何百匹も潰したり、富士の樹海か東尋坊に行きたくなったりするのだが、たいてい一晩寝ると迷惑かけたこともケロッと忘れてしまうので、またぞろ同じ失敗を繰り返すのである。いや全く、厚顔の至りで申し訳ない。もちろん、引き受けたからには今度こそちゃんとした面白いものを書こうと意気込んではいるのだ。でも過去が過去だけに、果たしていかが相成りますことやら。 いやいや、問題はそればかりではない。 内容はともかく、依頼の具合では、そちらのHPでは、私の本職を明かした上で書かねばならないような気配なのである。何度かこの日記にも書いていることだが、諸事情により私はネット上では私の本職を隠している。私は別に明かしたってかまわんと考えてるのだが、なにしろねえ、こんな無責任極まりない日記を書いてるやつが職場にいるってことが世間に知られただけでも恥だと考えるようなバカなとこに勤めてるもんでねえ。それに実際、ウチの職場、世間的に見てワルいこと全然してないわけじゃないし。その辺のところを私にバラされちゃ困るのだろう。 と言うわけで、依頼された原稿も、仮に私の職業を明かすとしても、私が福岡に住んでるってことや、年齢なんかも(ことによると性別も)偽り、相当脚色して書かねばならないのである。うわあ、難しそう(^_^;)。 そういうわけで、仮に私の原稿が掲載されたとしても、私の職業を予めご存知の方以外には、この日記を読んでくださってるみなさんにもそのHPをお教えするわけにはいきませんので、その点、ご容赦下さい。
しげが、居間のソファーにその巨大な体を投げ出してブツクサ文句を垂れている。 「こんなとこにカバン置かないでよ!」 寝るのにジャマだ、と言いたいらしいが、そのソファの上にしょっちゅう3日も履きふるした靴下だのなんだのを放りだしてるのはしげなのだ。 「置くとこないから置かせといてよ。枕にしたっていいからさ」 なんとなく不満そうな顔でしげはこっちを向いていたが、おもむろに、「毛抜き取って」と言い出した。 何をするかと思ったら、私のカバンを脇息にして、いきなりムダ毛の手入れを始めたのだ。 「おいコラ!」 「なに!」 「オレのカバンを脇に挟むな! 匂いが移るだろうが!」 「移らんよ。ワキ臭くないもん」 「移る!」 「移らんてば! さっきお風呂に入ったばかりだもん!」 「汗が滲み出してくるだろ! ええいどけい!」 むりやりカバンを引ったくってニオイを嗅いだらやっぱりクサイ! 悶絶する私を見てしげはケタケタ笑っている。そのときになって私はようやくしげの策略に引っかかったことに気付いたのだった。 ああ、居間のニオイの性で頭痛が……(+o+)。
藤本泉『時をきざむ潮』(江戸川乱歩賞全集11/講談社文庫・1250円)。 現在ヨーロッパで失踪中の藤本泉。 作品を読むのは初めてだが、その奇矯な人となりについては以前から興味があった。 幼いころを東海地方の山村で過ごしたことがその人格形成に多大な影響を与えたらしい。土俗的な伝奇ミステリー「エゾ共和国」五部作は、中央の支配に未だ染まらぬ東北の民人たちを巡る事件の数々を物語ったもの。 彼女の特異な取材方法は、その土地を舞台にした小説を書くために、実際にその土地に数ヶ月から数年に渡って移住するという、徹底した現地主義を取ることだった。行方不明になったのも、一説にはヨーロッパの少数民族問題を取材中に秘密警察に捕らえられ、処刑されたとマコトシヤカに言われている。 ……なんだかその経歴を知るだけで、どんな作品を書く人なのか知りたくなってしまうじゃないの。
で、読んだ感想なんだけど、期待して読んだだけに肩透かしの感は否めなかった。 乱歩賞の選評にもあったが、「文章は抜群にうまく、人物も魅力的に描かれているが、推理小説としては弱い」というのが一貫した意見のようだった。 探偵小説芸術論じゃないけど、「ミステリとしてはよいが人間が描けていない」「人間は描けていないがミステリとしてはよい」なんて批評をよく耳にする。 でもまあ、こんな批評の形をなしていない言質を用いる作家は、不遜な言い方ではあるが基本的に三流だと私は思っている。 また、「ミステリが人間を描く必要があるのか」という島田荘司以下の新本格作家たちの意見も同様にアホだ。 人間を描けていないミステリがミステリの体をなしているはずがないし、ミステリとして完成度が高ければ、人間が描けていないはずはないからだ。なんか乱歩賞の審査委員、初手からミステリをバカにしていながら批評していないか。
本作がミステリとしてヨワイのは、やはり人物が描けていないからである。主人公が魅力的に見えるのは、主人公の心理が丹念に描かれているせいだが、読みこめば読みこむほど、その行動原理に一貫性がなく、行動原理もハッキリしない。 三陸の海岸で起こった、二組の若者の事故死。捜査に当たった高館刑事は、その白蟹村の住人が誰一人として自分に協力しようとしないことに不審を抱く。やがて、彼らの捜査妨害は、高館の命を奪おうとするほどにエスカレートする。 まず、白蟹村の人々がなぜそこまで「まつろわぬ」のか、その説得力ある描写が皆無なのが、致命的である。「閉鎖的な村ってそんなもんだよ」と言われりゃそれまでだが、読者がそんなことを常識視する社会に生きているわけではないことは、実作者としては考えておいて然るべきことではないのか。 主人公の刑事の行動が分らない、と書いたのは、真相に近づくたびに何者かから何度も殺されかけたというのに、ラストシーンでは「自分が命を狙われるとわかっている場所」にわざわざ出かけていっていることである。いくら仕事熱心だからと言って、捜査本部が解散された事件で、あそこまでストーカー的な調査を繰り返すというのはどういうことなのか。彼の行動はいちいち偏執狂的である。 ずっと昔、なにかの雑誌の座談会で、藤本泉が「横溝正史の『八つ墓村』が好きだ」と語っていたが、あれも横溝作品のほかのものに比べたらミステリとしてはやや落ちるものだったが、土俗性は最も濃いものであった。……本人は無自覚なのかも知れないけれど、この人、本当はミステリが書きたいわけじゃないんだろうねえ。……多分。
2000年11月13日(月) 泣いてるようだが怒っているのです/『藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版』4巻
| 2001年11月12日(月) |
だからアメリカは戦争好きなだけだってば/『ザリガニマン』(北野勇作) |
オタアミ当日まであと12日! 12日しかないのだ!
朝、鏡を見て、つくづく白髪が増えたなあ、と思う。 去年から今年にかけて一気に増えて、1年で5歳はトシを食ったみたいに頭は半白状態。 しかもこの休日の二日、ヒゲを剃らないでいたらいつの間にかヒゲの中にも白髪がチラホラ増えている。うわあ、ついにヒゲまで来たか。初めてヒゲ剃ったのだってついこないだだって気がしてたのに。 こういきなりだと、江戸川乱歩の『白髪鬼』もあながちウソじゃねーよな、と思えてしまうんである。 白髪もそうだが、髪自体がすっかり薄くなってしまって、そのうち禿げるのは時間の問題。オヤジもすっかり薄くなっちまったし、ジイさんがだいたいツルっパゲだったし、まあ覚悟はしてるんだが、しげが「デブでも○○でもギャランドゥでも構わないけどハゲだけはイヤ」と、愛情のカケラもないことを言ってくれてるので、ヨイヨイになったころには見捨てられるのはまあ間違いのないことだ。 胡蝶の夢だね、人生は。
北野勇作『ザリガニマン』(徳間デュアル文庫・500円)。 「デュアルノヴェラ 新・中編シリーズスタート!」とオビには大きく謳ってるけど、中編で200ページ足らずで500円ってのはいくら文庫の値段がひと昔の単行本並になったからって言っても、ちょっとボリ過ぎじゃないのか。それともこういう新シリーズを出したってことは、デュアル文庫、そんなに売れてないのか。今んとこ一番充実したSFシリーズ出してくれてると思ってたのになあ。 紙質がいいから、この値段でも仕方がないのかもしれないけれど、せめて380円くらいにしてほしいなあ。昔のジュブナイル文庫っていったら、200円くらいで買えたんだから。 それはさておき、書き下ろしの本作、『かめくん』の姉妹編である。 なんとなく日常の中でそこにいて、何となくたまに人類の敵と戦って、なんとなくいなくなるメカかめくんの、何となく温かいような切ないような、ちょっと言葉にしにくい味わいの前作は、読後の感想も本を読んだような読まなかったような、すぐ忘れてしまいそうな忘れられないような、淡くて愛しい感じの作品だった。 かめくんの敵はザリガニだったけれど、どうして敵がザリガニだったのかは、この『ザリガニマン』で明らかにされる。オチの部分に関わるのでハッキリとは書けないが、結局は愚かな人類が自分で撒いたタネだった。しかもモチーフが『うる星やつら2』。自分の今いる現実があまりにバカバカしいなら、フィクションの世界に生きたっていいじゃないか、現実をフィクションで塗り替えたっていいじゃないか。多分こういう感覚、相当我々の世代の脳ミソに刷り込まれてしまってるんである。 まあ、そのフィクションが主人公のトーノヒトシにとってみれば、必ずしも「ザリガニマン」なんてダサイものであってほしいわけはなかったんだろうが、思いついてしまったものは仕方がない、“生み出された虚構は必ず現実として存在する”というフレドリック・ブラウンの『発狂した宇宙』説が、ここでも生きているというわけだ。 面白かったのか面白くなかったのか、笑えたのか泣いたのかよく分らない、でもそのメロドラマに行きそうで行かない、その寸止めの筆致が、北野勇作の特質なんだろう。そこはやっぱり好きなんだろうな、私は。
まだ月末になったわけでもないのにもう財布の中はカラッケツ、しかたなく買い置きの小エビとグリンピースを薄口醤油とみりんで煮詰めて、卵でとじて食べる。ああ、これは久々のヒット料理かも。けれどマメ嫌いのしげはちょっとつまんだだけで食べないのであった。この偏食はもう一生治らんのだろうな。
しばらく仕事が忙しくて、テレビのニュースも見ていなかった。 CSのニュースチャンネル、同じニュースを何度も流してくれているので初めに聞き逃しがあっても安心。新聞を読んで確かめたりしなくても、結構、事件の細部まで確認できる。 埼玉で、スーパーダイエーの屋上から、下の立体駐車場に女子中学生二人が飛び降り自殺のニュース。 遺書らしきメモが十数枚残されていたそうだが、ニュースで取り上げるのは当然のように内容をごくごくかいつまんだだけ。要するに「生きていく意味が分らない」ということだそうだけど、十数枚の内容がそれだけで説明できるはずもなし、やはりマスコミはプライバシーの関係で肝心なこと隠してるんじゃないかと勘繰る。 9割9分の確率で、この二人、多分レズだろうね。 「クラスでイジメにあっていた」「二人だけヘンな浮き方をしていた」などの周囲の証言とも一致するし。だとしたら、いつもは自筆の遺書が残ってればそれを堂々と公開するマスコミが、今回に限って「自粛」した報道をしていることの理由も納得がいく。 だからこれ、「自殺が二人」じゃなくて「心中」なんだと思う。「親から勉強のことで叱られた」っていうのも、「二人の仲をとがめられた」と読み替えた方がいいし、「生きてく意味が分らない」っていうのは「ほんとは二人で生きていたかった」ってことだろう。死んでもなお二人の真実が隠されたままってのはそっちの方がずいぶん差別だと思うんだけどな。仮に二人がレズじゃなかったとしても、自殺の動機が隠されてることは紛れもない事実だし、中途半端に隠すくらいなら、報道すること自体、控えたらどうなんだろうね。
またまた某巨大掲示板にこの日記がコピペされる。 今度はミステリ関係の本の書評だった。 どういうものがコピーされるかと思ったら、たいていはある作品をクソミソに貶した場合に限るようだ(^o^)。誉めても「あ、そう」で終わるけど、貶すと「よう言うた!」って感想を抱く人が多いみたいなんだね。 でも、お客さんがたくさん来てくれるのはいいのだが、こちらの掲示板やメールの反応が全くないのはちと寂しいな。これが私がうら若い女性だったら、からかいの書きこみがドドドっとあったろうに。 ……実は私って、現役女子高生のぴちぴちぎゃるだったんだけど、信じる?
日記を書いているうちにだんだん頭痛がして来る。 どうも風邪を引いたらしい。出来るだけ早いうちに日記を更新しようと思うのだが、どうにもパソコンの前に座っているのが苦痛になって横になる。
……と思っていたら11時過ぎ、またもやとんでもないニュースが。 はい、アメリカでの飛行機墜落の事故です。 でも、リアルタイムで見ていると、情報が錯綜している様子がよく分るね。 初め女子アナが「アメリカン航空ボーイング767型機が着陸間際にクイーンズ地区に墜落」って繰り返し喋ってたけど、すぐに「587便エアバスA300型機」と訂正された。 それどころか、現場にいた人間が「ヘリコプターが飛行機を撃墜したのを見た」とか言っている。……んなバカなことあってたまるか。武器がないからこそ乗っ取りテロやったってのに、テロリストたちがヘリを扱えるわけないし、第一、それならそのヘリでホワイトハウス狙うに決まってるじゃないか。たかが民間機墜落させてどうする。 事故かテロかはよく分らない、と報道してるが、これで分るのは、アメリカ自身、「テロや戦争を無意識のうちに望んでる」ってことだ。ああ、また連日あの既知外どもの百万言を聞かされなきゃならんのかね。
2000年11月12日(日) せめて漢字くらいは……
| 2001年11月11日(日) |
日記・日記・日記/アニメ『サイボーグ009』第5話/『八犬伝』13巻(碧也ぴんく)ほか |
オタアミ当日まであと13日! 13日しかないのだ!
今朝も『パワーパフガールズ』を見逃す。 年々体力が衰え、エアチェック一つするのにも気力体力を使うようになると、もう、DVDが出るのを待とうかって気になってくる。 けれど、そんなこと言ってたら、ちょっと気に入った番組は全部買ってかなきゃならなくなる。そんなのは物理的にムリな話だ。 今放送されてる番組だって、DVDが出るのを全部買ってったら、ハンパじゃない額になる。 ……いいアニメなんだけど『コメットさん』買うのは勇気がいるし。『ナジカ電撃作戦』も別の意味で勇気がいるし(アニメージュに付いてたポスターもしっかりパンチラ・モリ○ンだったぞ。いいのかホントに)。 それを考えると『009』はなんて無難なアニメなんだ(^_^;)。
『仮面ライダーアギト』第40話。 アナザーアギトのエピソードも意外とあっさり終わっちゃったなあ。 残り10話強というところで、展開も早くなってるけれど、翔一をアギトと知った氷川の対応、ちょっとギャグにし過ぎじゃないか? 何となく意地を張っちゃうからと言って、なんで栗を皮付きで食わなきゃならないのか、どうもギャグセンスがちょっとズレてんじゃないかって気がしてしょうがない。 しかし、正体がわかったからと言って、アギトに変身したあと翔一の声で喋られても、違和感があって仕方がない。今まではずっと黙ってたから、変身後は人格の変化もあるのかなあ、と漠然と納得してたんだけど、あのアギトのままで「一緒に戦いましょう!」って青春野郎なセリフ吐かれてもなあ。 けれど残り話数が少なくなってきたということは、キャストのみなさん、次の仕事を探さねばならない時期に来てるということだ。ちゃんと、秋山莉奈ちゃんのプロダクション、今後の展開考えてるんだろうな? またぞろ数年後にはアダルト、なんてことしてくれるなよ!
『もーっと!おジャ魔女どれみ』第39話「学芸会!主役はだーれ?」。 チラチラ見てたけど、久しぶりに本格的に腰を据えて見た気がするなあ。 ……いつの間にかまた変身ポーズが変わってやがる。ピンクレディーじゃあるまいし、ワンクールごとに振り付け変えて客の気を引こうなんて姑息なワザは使わんでほしいものだが。 学芸会の演目を、ぽっぷが提案した『長靴をはいた猫』と、えりかの主張する『シンデレラ』とで争うのだけれど、これはもしかして「東映動画」と「ディズニー」の戦いの暗喩か? カングリ過ぎかもしれないが、『シンデレラ』に軍配が上がったっていうのは、一応ディズニーの顔を立てたという感じがしてしまう。 それにしても相変わらず作画レベルは素晴らしくいいなあ。バンクの変身シーンがやたら長いおかげで、作画枚数が稼げてるからかもしれないけれど。
『コメットさん☆』第33回「時には王女のように」。 ながながと続いたミラとカロンの姉弟編、今回で完結。 のわりにはイマイチ盛り上がりに欠けてるんだよなあ。 問題は話に一本筋が通ってないせいだと思う。バトンの大会に向けて練習を続けているコメットさんたちだが、問題点が三つあった。メンバーのみちるがなかなか上達しないこと、大会出場には選手が6人必要なのだけれど、あと一人足りないこと、ミラとカロンがもうすぐタンバリン星国に帰らねばならないこと。 はっきり言って話を詰め込み過ぎである。メテオさんにメンバーに入ってもらうことで、最初の二つはクリアできるのだけれど、これだけで充分30分一本の作品になる。ミラとカロンの話が絡んだおかげで、印象が散漫になってしまった。 しかも、二人が帰る時期を遅らせてもらうために王女の権威を利用して使者に承諾させる(たとえ礼節を尽くしての対応だとしても)というのは、解決策としては卑怯ではないのか。 メテオさんも、今回はコメットさんたちに翻弄されるばかりで精細を欠いていた。魔女姿になったり王女の正装をしたり、バレエダンサーみたいなスタイル(バトン大会なのになぜ?)になったりとコスプレ的には楽しかったんだけれども。
昼間はひたすら日記の更新。 ほぼ一週間分ほど溜まっているので、一気に行きたかったんだが、長いこと画面を見つめているとだんだん目がチカチカしてくる。二日分ほど書いたただけでダウン。今週中に追いつくかなあ。
TVQ(テレ東系)で『最強の漫才大全集』の再放送。 先日、本放送を録画しといたんだけれども見返してなかったので、ここで見る。今見てもダイマル・ラケットの漫才が面白いってのが正直言ってすごい。やりとりのテンポはやすきよに比べりゃ超スローテンポなんだが、余裕があるのな。 ああ、そうか、カウス・ボタンの妙にゆったりした間の漫才は、ダイラケ譲りだったんだな、と今回初めて気付いた。全く、お笑いに関して日頃からエラソウな口きいてるわりに、不明な点は未だに多いのである。 現在、主流となってるぶつかり合うようなアップテンポの漫才のベースは、てんやわんやあたりから始まっているらしい。それを世間に浸透させていったのはやはりやすきよの功績なんだろう。けれど私が好むのは、いかにもゆっくりと、「なにかたくらんでる」ような雰囲気を漂わせるピカレスクな漫才なんであり、ダイラケ→カウスボタンや、岡八郎&花紀京の系譜なのである。……東京でこの味が出せるのはやっぱり爆笑問題だけだろうなあ。
しげが練習から帰ってきたあと、AIQのチラシを置ける店はないかと博多駅近辺を回る。 本当は某書店を頼みにしてたんだが、「ウチは基本的にそういうことはしませんので」のヒトコトでニベもなく断られる。けれど、駅近辺でオタクが来そうな店って、もう殆ど見当がつかない。しげは「イベント関係のとこじゃないと無駄じゃない?」と言うが、その「イベント関係」の場所ってのと「オタク」の溜まり場ってのが必ずしも重ならないから困るのだ。前において貰ったトコロもいまいちチラシが減ってないらしいし、どうしたらいいのかなあ。
ウサ晴らしにキャナルまで足を伸ばし、福家書店で本を買いこむ。 ここでも『なんてっ探偵アイドル』6巻はもう売りきれ。そんなにヒットしてるのか、『なんてっ探偵アイドル』。でも必死になって探すのもなんだか恥ずかしいんだよなあ、『なんてっ探偵アイドル』。三度も言うなよ(^_^;)。 そう言えば『ゲートキーパーズ』の2巻も買い忘れてたぞ。 ……私もなんでこうもどうでもいいマンガばっかり買ってるかな。 しげからも「あんた時々ホントにどうでもいいマンガ買うよね」と言われるが、ある日いきなり『ナニワ金融道』だの『ミナミの帝王』だの『本気!』だの読み出すやつに言われたかないって。
ケンタッキーで食事。 昔はホントにチキンしか売ってなかったけど、今はハンバーガーだのなんだの売ってて、軽食には丁度いい。というか、イマドキはメインのチキンの方が焼き過ぎで身がパスパスになってて不味かったりする。 きのこのグラタンを頼んでマンガ読みながらゆったり。
マンガ、和田慎二『ピグマリオ』5巻(メディアファクトリー・819円)。 わあ、和田慎二に初めて感心したぞ。 本筋とは関係のない番外エピソード『クルト歩く岩と出会う』。 これがもう、ドラマ展開、描写ともに素晴らしいのヒトコトに尽きる傑作。 物語はタイトル通り、クルトが巨大な「歩く岩」に出会うところから始まる。なんとなくその上に乗ってしまうクルトだが、突然、黒づくめの一団に襲われる。男たちはその「岩」の持ち主で、クルトがその「岩」を盗み出したと思いこんでいたのだ。 はたして「岩」はどうやって、なぜ歩いていたのか。 それはあえてここには書かないが、この作品が傑作たりえたのは、これが一つの「寓話」でありながら、たとえばなしには収まらない、強い「真実」を訴える力があったからだろう。 本筋の方は小さなオリエとの再開で、また新たな展開が望めそうな気配。でも本筋に戻るとまたいつもの説明過剰のつまんない話になりそうだから、ときどき短編の番外編を載せてってほしいと思う。……って、とうの昔に完結してるんだからそりゃムリな話だよなあ。
マンガ、滝沢馬琴原作・碧也ぴんく漫画『八犬伝』13巻(角川書店・880円)。 ついに八犬士勢ぞろい……って、なんか盛りあがらないなあ。 最大の山場と言ってもいい、蟇田素藤のキャラクターがただの小悪党の域を出ない、陳腐な造型で、到底八犬士の敵ではない、と思わせるところが弱点。 妙椿もあっさり殺されちゃうしなあ。アニメ版と離れて、独自の展開するはずだったのに、これじゃアニメの方がなんぼか上だ。 けどあと2巻、おそらく扇谷定正との安房大戦を描くんだろうけど、これが原作の方でもやや散漫な印象を残すところなんで、オリジナルになって構わないから、今度はキッチリとクライマックスに持っていってほしいものだ。
TVQでアニメ『サイボーグ009』第5話「鋼鉄の涙」。 はあはあ、なるほどなるほど。 各キャラクターの過去のエピソード、こうやって小出しにして紹介していくのだな。 004、アルベルト・ハインリヒ。 東ベルリンから西ベルリンへの亡命に失敗し、恋人ヒルダを殺してしまった、サイボーグたちの中でももっとも苛酷な過去を持つ彼だが、アニメでは「ドイツ」の「ド」の字も出て来ない。これはやはり歴史的整合性を考えた上での「ボカシ」なんだろう。けれどあえて国名を出さなくても、ヒルダの「自由なのね……私たち……」の最期の言葉で、充分暗示はされている。少なくとも過去の歴史を知ってるものにとっては。 若い人にはこの「亡命」ってことの感覚自体がピンと来ないかもしれないけれど、アニメの中で社会情勢をクドクドと説明するのも興醒めだろうから、この程度の描写が限界かも。 原作では0011はあっという間に倒されちゃうので、1話持たせるのは苦しいんじゃないかと思ってたら、一度倒されたのがまた立ちあがる、という展開に変更。でもこれは必ずしも成功していない。どうして一度倒されたのに復活できたのかも描写不足でよく分らないし、004がトドメをさせなかったってのも、0010相手には遠慮なくミサイルぶっ放してたくせに、と、ちょっと一貫性に欠ける。やや脚本が迷走したようで、004とコズミ博士の囲碁を挟んでのやりとりが楽しかっただけに、今話は特に惜しい出来だった。
TNCアニメ『ワンピース』第87話「VSワポル軍団!バクバクの実の能力!」。 2週ほど見逃してる間にヒルルクの話は終わっちゃったみたい。チョッパーの回想シーンでチラッと出てくるけど、演出はそう悪くなかった感じだ。見逃して損したかもなあ。 このワポル編は、原作でも悪役のキャラがいまいち立ってなくて(ワポルですら中ボス程度のイメージしかない)、戦い自体にはあまり盛りあがりがない。その分、「チョッパーがいかにして仲間になるか」って描写に説得力を持たせることが出来るかってことなんだけど、原作は明らかにそれに失敗してたが、アニメも原作通りだったために、見事にその轍を踏んでしまっている。 つまり、あの「海賊の旗」なんですね。 ワポルがふっ飛ばそうとした旗を、意地でも倒さなかったルフィーだが、いきなり「おまえなんかが汚していい旗じゃないんだ!」て叫ぶのがあまりに唐突過ぎるんだよねえ。ヒルルクのこと、ルフィーは知らなかったはずだし。 あれじゃルフィーはただの既知外だ。顔も完全にイッちゃっててコワいよ。 そもそもあのマンガの世界における「海賊」の概念がワザと不明確にしてあるところが物語の曖昧さを助長しちゃってるのた。……「海賊」って結局「賊」じゃないわけ? 悪いことするキャラは少年マンガじゃ御法度なんだろうけど、盗みを働かない「海賊」なんて海賊じゃなかろうに。
『笑う犬の楽園』、前回のアレンジバージョンのコントばかり。定番ギャグがあるのはいいけど、それ以外のオリジナルも毎回入れてけよ。番組自体、硬直化するぞ。 『知ってるつもり 山田風太郎』、ゲストの解説コメントが極力押さえられてるのはいいけど、やたら挿入される風太郎語録、たいてい知ってるものばかりで新味がない。 しかもその「死生観」にだけスポットを合わせている。ちょっと紹介に偏りが あるんじゃないのか。や、山田風太郎ってのはねえ、その程度のヒトじゃないんだよ、わかってるかあい?
2000年11月11日(土) 今日はなんだかイタイ話ばかり/『ZERO』(冬目景)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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