Why Can't I Be You?...なあぼ

 

 

コーネリアス 「point」 - 2001年10月29日(月)

今日は仕事がお休み。
なんと1時過ぎまで寝てました。いろんな夢を見ちゃった。

やっと起きて支度して出かけた。近場へ買い物に。
でもなんだかCDばかり買ってしまった。ま、いつものことだけど。
まず中古でシングル3枚。宇多田ヒカルの「Final Distance」、ドリカム「いつのまに」、ポルノ「アゲハ蝶」。
それから新品はコーネリアス「point」とPE'Z「OKOKOROIRE」。

とりあえず今コーネリアス聴いてます。
めちゃくちゃ音がいいな。クリアです。
そんで音がいろんなとこから聞こえる。それがまた気持ちイイです。
使ってる音は生の楽器の音だけど、サンプリング感覚でバラバラに聞こえてくるのでテクノっぽい印象なんでしょうね。ボーカルもそう。
遊び心いっぱいでカッコイイ。売れそうです。

次、PE'Z。ペズと読む。ジャズなんです。
ジャズのことはよくは分からない、けどこれはラジオで聴いて面白そうだったので買ってみた。まだインディーズって感じだけどこれからキそう。こういうジャズが若者に人気出たら面白いよねぇ〜。
アルバムについてはまた後日。

あとのシングルは・・・今さらって感じですね。
ヒッキーの「ファイナル・ディスタンス」、アンプラグドでグレート栄田ストリングスが出演してましたが、シングルでもちゃんと弾いてるんですね。
ストリングスのアレンジは斎藤ネコさん。クレジットされてました。

今日CD店で見て他に欲しかったのがシカラムータとたま。
シカラムータは日曜日にインストアライブがあるんで行こうかと思ってます。
たまはしばらくライブ行ってないけど、なにやら月例会がなくなるとか。
確かに毎月はキツいかもね。だけどあまりやらないとファンが離れるよ〜。
たまはなくなって欲しくないから、またライブ行こうかな。

あ、あとゲーム音楽でゼビウスなんてのもあった。ちょっと聴きたい。しかしお金がないよ〜。来月はいろいろと支払いが・・・ううっ。



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藤森亮一 ミニライブ&サイン会 - 2001年10月27日(土)

今日はチェロの藤森さんのライブ&サイン会@渋谷HMV。

と、その前に。ちょうど家を出る頃、フジテレビで宇多田ヒカル・アンプラグドのメイキングが放送されていました。先日ネコかるで話題にのぼったばかりだったので、よ〜く見ていたら、しっかり映ってました!コンマスは栄田さん、そしてなんとビオラで山田さんも!まさか山田さんもいるとは思いませんでした。スゴーイ。
でも、お客さんはみんな日本人のファンなんですね。な〜んだ、って感じ。

さて。今日はN響の演奏会もあったので、藤森さんは演奏会に出て、終了後すぐにHMVへ向かって17時からミニライブ、慌ただしい・・・

時間前にクラシックフロアの奥のステージ前で待っていると、だんだん人が集まって来たのですが、その中になんとN響チェロのKさんの姿が。リーダーの様子を見守ろうと言うことでしょうか・・・それとも冷やかし?

時間になり藤森さん登場。ピアノ伴奏は女性のピアニスト、そしてピアノの譜めくりにはこれまたなんとN響チェロの山内さん!豪華なのか、慌てて間に合わせたのかよくわかりませんが(笑)N響ファンとしては嬉しいですね。

演奏は、フランクのソナタの1、2楽章。これだけでも結構な長さですからね。
期待していたフォーレはやってくれませんでした。。。残念。
いつか、リサイタルなどでフォーレを聴きたい。フォーレのエレジーも聴き逃しているし・・・フランクも、良いんですけどね。

今回はサインはもらいませんでした。ジャケットの写真がとてもいいので、上に文字を書いちゃうのがもったいないから・・・ふふふ。

というわけでした。藤森さん散髪してサッパリしていたなー。
次に私が行く藤森さん関係の演奏会は11月10日、N響若手〜中堅メンバーによる室内楽。Vnの斎藤真知亜さんが中心の「マティアス・ムジクム合奏団」、面白そうです!



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チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 - 2001年10月24日(水)

昨日、久し振りに落ち込んだ。

私は秋が苦手で、でも今年の秋はそれほど鬱でもなく、ちょっとしゃべるのが億劫、という程度だったのに。
ま、時々落ち込むのは慣れてるし、一晩寝れば気分が良くなるとか分かっているのでそれほど深刻にはならないけど、やっぱり落ち込む時はツライです。

それで昨日の夜、チャイコの「悲愴」の第4楽章を聴いた。
NHK教育の「N響アワー」で放送されたものでもちろん演奏はNHK交響楽団、指揮がドレヴァンツさんでした。

この曲を知ってる人は、そんな曲聴いたらますます落ち込む、と言うかも知れません。
なんせ・・・絶望的な曲ですからね。特にこの4楽章が。
これを作曲したチャイコフスキーが、その後自殺ではないかと言われるような死に方をしたため、この「悲愴」には余計に「死」のイメージがつきまとうのでしょう。
第4楽章は、まさに悲劇、といったようなメロディで始まり、途中ちょっと希望が垣間見えるような、一瞬光が差すように思えるのですがまた悲しみに沈んでいき最後は重々しく、息絶えるように終わります。

私は、落ち込んだ時にはその気分に同調するような曲を聴きたい方です。
「悲愴」はちょっと大げさだったかも知れませんが、昨日聴いたら気分が落ち着いてゆっくり眠ることが出来ました。

ツライ時に、悲しい映画を観たり悲しい物語を読んで泣いたりするとカタルシスを得られると言いますが、多分それと同じなんでしょう。

チャイコフスキーのピアノ曲で「四季」というのがあって、その中の「舟歌」も悲しげな曲です。前にも書きましたが、クォークのCMで使われてるアレです。
あっちは悲しいというより切ない曲。ツライ気持ちに酔っちゃうような曲なので落ち込んだ時には逆効果かも・・・すごくいい曲で大好きですけど。
やっぱりツライ時には思い切り悲しい音楽がイイですね。
なんか他にないかな。探してみます。

今日はそれほど落ち込んでない。「悲愴」もしばらく聴かないだろう。
でも心のクスリがあると思うと安心して落ち込める・・・落ち込みたくはないけど、また絶対落ち込むから。必死に避けようとしたってどうせ落ち込むんだから、それならもっと気楽に軽〜く落ち込めばいいんだ。
落ち込まないように無理するから疲れるんだよね。そんでドッと落ち込む。
悲しくなったっていいじゃないか・・・人間なんだもんね。
なーんて。

ではお休みなさい。


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斎藤ネコカルテット「FRIENDLY GAMES」 - 2001年10月23日(火)

昨日買ったネコかる復刻盤。

ネコかるは、結成されたのが1984年。当時はチェロが溝口肇さんでした。
1987年に彼がソロ活動のため脱退、同じ年に現メンバー藤森亮一さんが加入、初ワンマンライブを行ったのもその年だそうです。
てことは今のメンバーになってから14年ですか。よく続いてますね。

そしてオリジナルのファーストアルバム「FRIENDLY GAMES」が制作されたのが1990年。自主制作であまりたくさん作られなかったので、貴重なお宝CD、となっていた訳です。最近ファンになった私も当然持ってませんでした。今回このCDが斎藤ネコレーベルで復刻し、再び日の目を見ることとなりました。

今から11年前。当然メンバーも若い(笑)最年長ネコさんが31才、最年少藤森さんが27才。昨日のライブで配られたチラシの中に、なんとこのCDが発売された当初のCD発売記念コンサートのチラシが入っていました。
表側には小さい写真ですがネコかるが今と違って普段着で演奏してる姿が。
裏側には、それよりさらに古いと思われる4人の写真。わ、若い!!!
しかも水兵さんのような帽子を被っております(笑)この辺は今と似てる?
そしてチラシに載っている広告が時任三郎さんのリゲイン。時代を感じさせます。
そういえば時任三郎さんてどこ行ったんでしょ・・・

という訳で4人が若い頃の力強い演奏が聴けるCDです。

とにかく、曲を提供した作曲家がスゴイです。
山下洋輔、矢野顕子、谷山浩子、鈴木慶一などのビッグネーム、板倉文、清水一登、江藤直子など知る人ぞ知るという感じの方々・・・
もちろんネコさんが作曲した曲もとてもステキです。

私は・・・やっぱりネコかるライブでおなじみの「産業革命」や「KARAPE」が好きです。

セカンドアルバムの方が、激しさを増してる感じがしますね。ロックとかポップス寄りで。ファーストのがクラシックらしさを残してる気がしました。全体に爽やかで明るい。はじけてます。やっぱり若いのかな(笑)。セカンドはもっと濃厚。今のライブの雰囲気に近いのはセカンドの方ですね、やっぱり。録音の違いもあると思いますが・・・

そうそう、今回復刻に当たってCDのデザインもかわっています。
前のデザインがどういうのか分からないのですが、今回は、趣味の悪い・・・いえいえ、カラフルな4色のジャケットですよ。しかし中身と全然雰囲気の違うジャケットだなぁ。。。

このCDも500枚しか作られてないそうです。
きっとすぐ売れちゃうと思うんだけど・・・そうでもないのかな?
ファーストも復刻したことだし、早くオリジナルのサードアルバムを作ってもらいたいものです。DVDとかにこだわらなくていいからさぁ〜。普通のCD出してよ〜ネコさん。




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斎藤ネコカルテット Live - 2001年10月22日(月)

雨の中、ネコかるライブ@吉祥寺マンダラ2でした。

仕事を終え、7時半頃会場着。
今日はさすがにお客さんが少なかった。。。雨で給料日前の月曜日ですからね。
でも今日はネコかるのファーストアルバムの復刻記念ライブだったのです。
だからもっと人が来るかなーと思ったんですけどねぇ。
人が少なかったせいもあるけど、今日のお客さんは全体的に静かでしたね。

ライブ開始。今日のパジャマはちょっと厚手でステージでは暑かったらしいです。
1曲目、ファーストアルバム収録の「産業革命」。最近、復刻のせいもあってこの曲の登場回数多いです。鈴木さえ子さん作曲。

MCではネコさんが藤森さんのコンサートを聴きに行った話が出ていた。
ビッグバンドとの共演、やっぱり聴きに行けば良かったなぁ。あの日も雨でした。
それが18日、昨日の21日はハイドンの協奏曲を弾かれたそうで今日はお疲れモードの藤森さん。

山田さんは、先日のN響アワーで海外遠征の様子が放送された時やけにたくさん映ってたという話。ほんとそうでした。本番前、燕尾服姿で待機してるところではなんと山田さんと藤森さんが並んで映っていた。藤森さんは立ったまま音を出したりしてたけど山田さんはカメラ目線で笑顔(笑)余裕ですねぇ〜

そしてグレート栄田さんはこれまたナント、某H・Uさんがアンプラグドに出演した時のバックでコンマスを務めてたとゆー!!さらにそのストリングスのアレンジはネコさんだったらしい。ひゃー。そんなデカイ仕事してたとは。やっぱり得体の知れない人たちだ。。。ビデオ買っちゃうかも。爆発的売上げにも一役買っちゃうのか。

さて。そんな話をしつつ、B級クラシックではヴィラ・ロボスの弦楽四重奏曲第17番モドキを演奏。ところどころマリピエロだったらしい(どこだかわからないけど)
そしてCD復刻記念ということで「つつむ」というネコさんの作った曲や、それにちなんで「ラッピング」という曲も演奏。どっちもハッキリしたメロディのないモザイク風な曲、でもこういうのも好き。ラッピングでは藤森さん寝ながら弾いていましたね。寝てても弾ける曲。

そうそう「WALTS#4」という清水一登さんの曲だっけな、メンバーがいきなりそれぞれ歌い出してビックリした。弾きながらですよ。楽譜には、ある箇所にくると「知っている童謡を歌う」という指示があるらしいです。しかしちゃんと童謡歌ってなかったな。ただ唸ってたりして。ネコさんが「おかあさんといっしょ」の中の歌を歌ってたのはわかった(わかる私も私ですが・・・子持ちでもないのに)
ちなみにCDでは歌っていないので、その部分では聴いている人が各自歌って下さい、とのことでしたが、もうどこだか分かりません(笑)

ファーストアルバムの作曲家陣はホント豪華、矢野顕子さんの「GO AHEAD MY FRIEND」、谷山浩子さんの「手品師の心臓」を続けて演奏してくれました。
そして今日のゲストへのつなぎってことでピアソラの「フォー・フォー・タンゴ」。これがカッコよかった!いいですねぇ、ピアソラ。4人ともかなり真剣な顔で弾いてました。難しいんでしょう。

さて今日のゲスト登場。バンドネオン奏者の小川紀美代さん。細身でキレイな方ですがしゃべるとポワーっとした感じです。天然系。
バンドネオンを生で聴くのは初めてで、嬉しかった。聴いてみたかったんです。

これまでアドリブ演奏はしたことがなかったそうですが、いきなりネコかるの「EIN KATZENSPRUNG MIT HAIKU」という山下洋輔さんの書いた曲にアドリブで絡まされていました、、、ちと気の毒。だってこんな難しい曲・・・だから何やってもいいってとこもあるんでしょうけど。
で、楽器で俳句の五七調を表現する部分があるのですが、なんとそこで小川さんはほんとに俳句を詠んだ!ナイス!その直後「笑点」のテーマをちょこっと弾いた藤森さんもナイスフォローだったけど(笑)。そうだよねぇ、曲を1度も客観的に聴いたことないんだからねぇ。ステージ上でいきなり聴くんだから。。。勘違いもしますよね。

そして恒例、ゲストひとりで演奏しメンバーは休憩するコーナーでは、小川さんがタンゴの「スール」という曲をソロ演奏。イイです、バンドネオン。
アコーディオンと比べたら、深いというか渋いというか重いというか、なんか哀愁がある音ですよね。それは曲調のせいなのかな。

メンバーが戻ってピアソラの曲を共演、それから「枯葉」「暴れん坊将軍」「ゲゲゲの鬼太郎」「悲しい酒」などを次々とセッション。あとの4曲はどれもいきなり楽譜を渡されて、小川さんかなり当惑気味でしたが、こなしていました。
そりゃ当惑するよ、こんな選曲・・・
最後にネコかるの「とても短い歌」でも共演し、いったん終了。

もうこの時点で11時過ぎていましたが、アンコールがありました。私は内心焦ってました、電車の時間が。。。でも11時半までなら大丈夫。
最後に板倉文さんの曲「KOKIRI」で締めました。
またいつものエンドレスになりかけましたが、なんとかいつものパターンで終了。
今日ばかりはいつものパターンが出て来てホッとした(笑)

今日は・・・いつも以上にま〜ったりなライブでした。
毎回こうやって雰囲気が違うから面白いです、ネコかる。やめられまへんなぁ。

次回は、11月22日です。ネコかるは2年間観てますが11月って通常やらないんですが、なんで今回はやるんだろう・・・何か理由があるんだろうか??謎。

そうそう、今日買った復刻盤「FRIENDLY GAMES」についてはまた明日。


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町田市民吹奏楽団 定期演奏会 - 2001年10月20日(土)

久し振りの日記です。
今日は、仕事が終わってから町田市民吹奏楽団の演奏を聴きに市ヶ尾へ行きました。

町田市民吹奏楽団、2年前に定期演奏会を聴いて感動して、それ以来密かに応援しています。
今年は創団30周年だそうです。なのにいつも定期をやる会場だった町田市民ホールが今年は改装のため使えず、市ヶ尾にある青葉公会堂でやることになってしまった。かわいそうですね。せっかくの30周年、地元のホールの方が人もたくさん集まったと思うのですが。

演奏会は18時開演で、私の仕事が終わるのも18時。でも少しでも聴こうと思い会場へ急ぎました。
市ヶ尾は、町田からそう離れていないのに、町の雰囲気が違いますねぇ。
高級感が漂っていました。いいなあ。憧れます。
別に町田が田舎くさいとは言いませんが。。。でもどっかローカル。

公会堂は、それほど広くないですがきれいなホールでした。
町田市民ホールよりひとまわり小さい感じ。
私が着いた時には、もう2部の終わりでした。
このポップスの部を聴きたかったんだけどなぁ・・・残念。

休憩を挟んで第3部。クラシックの部です。
ヴェルディ「アイーダ」の凱旋行進曲と、ホルスト「惑星」の中の「木星」。
ブラスバンドは迫力があって好きです。
「木星」、良かった。そういえばまだオケで聴いたことないな。。。
アンコールで「波乗りジョニー」と「イエスタデイ・ワンス・モア」をやってくれました。

演奏、がんばっていました。でも正直言うと、2年前よりレベルが落ちてるような・・・それとも曲の難しさが違うんだろうか?
でも、団員さんも入れ替わったりしてるだろうし、レベルを維持していくのも大変なんでしょうね。

これからもがんばって欲しい。そしてもっともっと町田市民にとって身近な存在になって欲しいな。いろんな行事に顔を出したりして。



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トーキング・ヘッズ「ストップ・メイキング・センス サウンドトラック完全版」 - 2001年10月10日(水)

雨。仕事が休みだというのに。。。
遅く起きて、図書館にCDを返しに行くために出かけました。
傘をさしてるのに、なんで荷物や上着がビッショリ濡れるんでしょう。哀。
無事なのは顔ぐらいじゃないか。顔なんかどうでもいいのに。

図書館でまたCDを借りた。一度に2枚しか借りられないのですが、その2枚を選ぶのにものすごく時間がかかってしまう。隅から隅まで見るので。
今日は、トーキング・ヘッズのCDと、「チャイコフスキー物語」というビデオを借りた。

本も1冊借りました。「What is クラシック」という、こういう時にはこういう曲を聴きましょう、みたいなよくあるクラシック初心者向けの本。
実際私は初心者なのでこのレベルでいいのです。

それからもろもろ買い物。もう来年のカレンダーが売られる季節なんですね。
今、机のそばに、壁掛け用の小型カレンダーがあって便利なので、2代目を買いたいのだが、今日いくつか見てちょうどいいと思ったものには、よく見るとカレンダーの下にホワイトボードなんかがついていて、こんなものいらない!!と思って頭に来た。ま、自分でチョン切っちゃえばいいんだけど。んで、そんなものがついてない方は、今度は書き込めるマスが小さい。
小型で、でもマスが大きめで、壁に掛けられて、ちょっとオシャレなカレンダー。。。要求が多すぎるのか?う〜ん、でも来年までまだまだあるからじっくり探すぞ。

さてすっかり暗くなって水たまりに足を突っ込みながら家に帰った。
そしてトーキング・ヘッズを聴いてみました。

前にも書きましたがこの「ストップ・メイキング・センス」、ジョナサン・デミ監督の映画です。トーキング・ヘッズのライブのドキュメンタリー、らしい。
私はその中の「ガールフレンド・イズ・ベター」しか観たことがない。その昔ピーター・バラカンさんの番組「ポッパーズMTV」で流してくれたのをビデオにとってあります、今でも。
その「ガールフレンド・イズ・ベター」がむちゃくちゃ良くて、この映画を観たいとずっと思ってるのですが、いつのまにかビデオを見かけなくなってしまった。
でも今日図書館でサントラを見付けて おーっっ!! と思いすぐ借りた訳です。

知ってる曲が何曲かありました。「サイコ・キラー」はなんか聴いたことある、なんでだろ。「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」や「スワンプ」、「ワンス・イン・ア・ライフタイム」、それから未発表テイクの「ディス・マスト・ビー・ザ・プレイス」、「クロスアイド・アンド・ペインレス」など。やっぱカッコイイっすね!!

しかし。肝心の「ガールフレンド・イズ・ベター」。これは映画の中の演奏を聴いたので分かるのですが、CDではなんと抜けてる音がある!!ベースのティナさんは、この曲でシンセとベースギター両方使っていてそれが実にカッコイイのですが、そのベースギターを使ってる部分だけすっかり抜けてます。これはどういうことなのか?私の機械じゃ再生不可能なのか、このCDが不良品なのか、それともCD化する場合に再生し切れない部分があるのか、、、ん〜〜〜。
その抜けてる部分以外は、映画の演奏と一緒でした。
抜けてても、支障ないっちゃーないんですけど。だけど、そこが好きな人にとったら、そこが抜けてたら意味がないのです、どんなに音が良くっても。ウン。

ということは、他の曲でも抜けた音があるのかも知れないな。
てわけで、やっぱり完全な演奏を聴くには映画を観るしかなさそう。
余計に映画を観たくなってしまいました。




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N響特別演奏会「カルミナ・ブラーナ」 - 2001年10月06日(土)

N響は今年で75周年だそうで、何回か特別演奏会が企画されてます。
昨日と今日はあの有名な「カルミナ・ブラーナ」。指揮はデュトワです。
私はこの「カルミナ・ブラーナ」を4年前に初めて聴いてからこの曲が大好きで、これを大好きなN響がやってくれるというんでひっじょーに楽しみでした。

今日は土曜日でマチネです。2時頃会場に着き、まずN響が年4回出している「フィルハーモニー」という本と、年1回出る「フィルハーモニー特別号」を購入。時間までそれをじっくり読みました。
「特別号」は楽員さんの素顔が紹介されていて楽しい内容です。N響は文章の達者な方がいて、コンマス「マロ」こと篠崎さん、オーボエ茂木さん(本も出されてるし当然ですが)、チェロ桑田さん(雑誌で連載もされてます)などが書かれた文は読みながら思わずニヤニヤ。

それからプログラムに今回のカルミナの歌詞の対訳が載っていて一応ざっと目を通した。でもまあそれほど詳しく読まなくてもなんとなくは頭に入っている。それで充分。しかし、なんとも通俗的な歌詞ですね。そこが好きなんだけど。

さて、カルミナの前にロウェル・リーバーマンの「モーツァルトの主題による変奏曲作品75」というのが演奏された。N響委嘱作品で世界初演。
現代的で難しいのかな、と思ったら聴きやすかったです。面白い曲でした。
ただ、今回席が前から5列目で、どんな風に聞こえるかと思ったら、うーんイマイチ・・・なぜか後ろの金管や打楽器がすごく聞こえて、弦が薄く感じた。
前に10列目くらいで聴いたら割と良かったんですが。
あんまり前もダメかぁ。カルミナはどうだろう、なんて思ってました。

さて本題のカルミナ。合唱は二期会です。ソリストはソプラノがナンシー・アレン・ランディ、テノールがスタンフォード・オールセン、バリトンがホーカン・ハーゲゴール。

しょっぱなの「運命の女神」、やっぱりイイなぁ〜!!生で聴くのは。
なんとまぁカッコよくて不気味な曲でしょう。終末的な。

そして第1部。春が来てみんな浮かれて歌い踊る、って雰囲気です。
バリトンの方、体が大きくて見た目はフリントストーンのジョン・グッドマンみたいですが、声の方は思ったよりソフトで、2曲目のソロではゆったり間を取って情感豊かに歌い上げていました。私は今まで2種類のカルミナしか聴いてないけど、どちらもこういう歌い方じゃなかった。もっとあっさりしてた。
第1部は明るく楽しい曲もあって、ついついノリたくなってしまいますが、頭を振ったりすると後ろの人は迷惑らしいのでガマンしました。

第2部は酒場が舞台。合唱もソロも男性しか出て来ません。
実は私はこの第2部が一番好き。別に私は酒飲みってほど飲まないんですけど。
とてもユーモラスなんです。酔った男の愚痴やら、食べられるために丸焼けになった鳥の嘆きやら(テノールの方、秀逸でした)、あげくの果てはお酒バンザイとばかりに盛り上がる・・・イヤ実際の歌詞はちょっと違うかも知れないけど、そういう雰囲気。バリトンの方のソロ、迫力ありました。

第3部のテーマは恋。歌詞も結構あからさまだったりします。
やっとソプラノの方の出番。ちょっとハスキーに感じましたがいい声でした。
内容のせいもあるでしょうが、自由奔放に明るくのびのびと歌っていましたね。
アメリカの方ということも関係あるのかな。
児童合唱の方の声もとてもキレイで。心が洗われました。

だんだんと盛り上がり、「悦びの季節」で最高潮、そしてソプラノのソロ!
このソロには感動しました。うーんなんてドラマティックな曲なんだ。
「いと愛しき人よ 私のすべてはあなたのもの!」と歌った後、ソプラノのナンシーさんは肩に羽織っていたショール(でいいのかな)をバサっと肩から落としたんです。あれは演出だろうなやっぱり。なかなかナイス。

その後の「ブランシュフロールとヘレネ」、ここも感動的な合唱ですが、ここは個人的にはもっとタメて欲しかったです。結構淡々と進んでました。
そしてフィナーレ。盛り上がって終了、ブラボーがたくさん飛んでいました。
拍手はなりやまず、楽員が去るまでたくさんの方が拍手を送り続けていました。

今日の演奏、良かったと思います、特に歌が。
やっぱりカルミナって歌が主役ですね。オケはサポートって感じでした。
もちろんオケも良かったけど。打楽器ががんばってましたね。私の席からは見えませんでしたが・・・いろんな音が鳴ってましたから。

それにしても、楽しい曲です。親しみやすい。私のようなクラシック初心者には。
この曲は毎年聴きたいくらいです。第9じゃなくて、カルミナを毎年年末にやってくれないかな。他のオケでもいいので。
先日井上道義さんがやってたみたいですね。私が初めて観たのも井上さん指揮のカルミナでした。また井上さんのが聴きたくなった。

あ、今日はチェロ首席の藤森さん乗り番でした。ラッキー♪ 相変わらずガンガンと弾いてらっしゃいました。席が前の方だと音が直接聞こえてくる感じ。コンマス堀さんの音も聞こえましたよ。

さて、演奏会が終わりその足でHMVへ。というのも、N響伝説のライブというCDが何枚か出てるはずなのに、NHKホールにはあまり揃ってなかった!
買うつもりだったのに。でHMVへ行くと、ありました。お目当てのスヴェトラーノフ様☆ マタチッチさんやスウィトナーさんなどスゴイと言われている指揮者の方にも興味はあるんですが、やっぱり自分が実際聴いた指揮者にはかなわないということで・・・
だけど買ったCDは自分が生で聴いたチャイコ3大バレエではなく、ラフ2でした。ラフ2に行けなかったのはとても悔やんでます。サントリーホールで聴きたかった。
私は去年のスヴェトラーノフ+N響の「弦セレ」や「悲愴」を聴いてえらく感動したんですが、それはどうやら録音してなかったらしい。もう2度と聴けないと思うと、それはそれでより心に残りますが。。。悲しい。

というわけで久し振りのN響DAYは終わりました。
NHKホールのロビーに、N響の海外遠征の時の写真と、海外の雑誌(新聞?)に載った批評の訳が出ていました。海外の方、なかなか辛口。
でもこういった声も聞きつつ、N響にはさらに成長して頂きたいですね。
なんだかんだ言ってもやっぱり日本で一番上手く、そしていろいろな経験を積んでいるオケ、だと思います。
がんばれ、N響。

次回私が行くN響関係のコンサートは。。。N響若手(とは言えない方も混じっているようですが)メンバーによる室内楽、マティアス・ムジクム@サントリーホールの小ホール。これも楽しみだぁ!


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