西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2002年05月07日(火) 「ゲー映画」ナイト

レンタルショップでビデオを借りて、ゲー映画二本立の夜。
ゲイ映画じゃなくて、ゲーム映画なのでメニューは、
『トゥームレイダー』と、『ファイナルファンタジー』。

いやー、つまんなかったです、FF。
かなしいほどに。
とにかく、脚本が・・・・・・。
実写の映画だと、いくら脚本がダメでも、生身の役者の演技や魅力で
カバーされるんだけど、
なにしろ、演技できないでしょ、この映画のキャラクターたちは。
それが、いちばん、ツラかった。
アニメでも、クレヨンしんちゃんみたいに、
人を感動させられる作品だっていっぱいあるんだから、
このダメさ加減は、CGだから悪いんじゃなく、
純粋に、ひとりよがりのシナリオにあるんだろうなぁ。
ブシェミが声をあてているんで、一応みたけれど、
最後までみるのが、つらかったもん。
いま思えば、わたしにとって、
唯一、ブシェミの声がオアシスだったな、この映画の。

一方、『トゥームレイダー』は、まさにこれの対極。
アンジェリーナ・ジョリーのナマの魅力&迫力で、
バンバン、攻めてくるので、脚本がどーの、構成がどーのなんて、
ツッコむスキなし。
もう、アンジェリーナ・ジョリジョリ嬢、カッコええええ!!!。
それだけで、満足。
始まって10分もたたないうちに、
気分はアンジェリーナになってしまったので、
ビデオみながら、すでにダンベル持ってました、わたくし。


2002年05月04日(土) クラシック怪奇小説の味わい『アザーズ』

9回裏、逆転一発ホームラン狙いといった趣もある、
「オチ」がかなり重要な映画、『アザーズ』。
ビデオ組含め、これからみるという人のために、
多くは語りませんが、感想を少しだけ。

舞台はイギリス、監督はFrom スペイン、ということで
画面からさりげなく漂う、ヨオロッパの香り。
一緒にみた夫が、見終わった後、開口一番
「カネかかってなさそー映画だなー」とつぶやいたくらい、
ロケーションも、古い屋敷とその庭の中だけ、
特撮技術も最小限、というシンプルさ。
そんな古典的ドラマづくりも、ヨオロッパ的。

とにかくニコール・キッドマンがハマリ役。
ちょっと神経症が入った、硬質な美貌がこの映画の雰囲気にぴったり・・・
というより、ニコールのキャラがこのドラマの柱かも。
まさにニコールの役名「グレース」という言葉どおり、
エドガー・アラン・ポーのゴシックホラーの短編集でも、読み終えたような、
しみじみ、優雅で、上品な味わいの映画でしたよ。
とりあえず、「オチ」に素直に納得できるかどうかで、
この映画の評価は分かれるだろーなー。

※エグゼクティブ・プロデューサーは、トムちん。
製作費の中で、一番高そうなニコールのギャラも、
トムちん価格?で安く押さえられたのかしらん、
なんて、つい下世話なことを思ったり。


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