2009年07月31日(金)

走り去る

七月が走り去っていった。それにしても早かったなあ。新居の各種手配と引っ越し後の片づけに追われて、その合間に仕事をしていたような感じ。

いや、もちろん仕事は淡々とやっていた。毎日、手帳に今日やった仕事を書き残しているから、それを見ればわかる。でも、仕事をこなしているだけで、仕事の流れをまったく作れていない。流されているだけ。流されているから、月日の流れが早く感じるのかもしれないな。

ま、引っ越しも一段落して、八月は少し落ち着いて生活できるかな。もっとも、引っ越し前後に控えていた遊びの約束がそろそろ解禁となって、プライベートが忙しくなりそうだ。八月は遊んでいる間に終わってしまうかも。

なんだか成果が出せないままに、時間がだけが過ぎていく。どうすればよいのかなあ。まあ、のんびりやるか。

仕事を終えて、ビルの外に出たら、トンボが飛んでいた。空を良く見たら、何匹、いや何十匹ものトンボが宙を泳いでいる。都心からかなり外れているとは言え、東京にこんな大群とは。どこから飛んできたのかな。

乗り換え駅のホームでは、ヒグラシの輪唱を聞いた。ホームを挟んで、あちらの木立とこちらの木立とで、呼びあっているみたい。一匹なら切なげなカナカナの声も、集団だと賑やかで切なさ半減。

こうして季節は確実に進む。これから夏本番なのだけど、秋も近づいているんだね。

ぱっと見て、構造がすぐにわかる図を作れ、とよく言われる。右脳でわかるようじゃなきゃダメなんだ、と。

でもねえ、それを作るには左脳を働かせてきちんと整理して、しかもテクニックを駆使して図にしなきゃいけない。

右脳でわかる図は、ヒラメキでは作れないのよね。そんなわけで、スライド１枚に２時間を費やしてしまった・・・。

昨夜「夏休みが待ち遠しい」と書いた直後に、メールが届いた。きゃ！　初恋の彼からだ。この夏に一時帰国するので、日程が合えば会いましょう、と。

もちろんですとも！　こういうときには何が何でも日程の都合をつけなきゃ。この日の夜に仕事が入らないように、調整してリスクを排除すべし。そのために頑張ってお仕事しよう。そして、夏バテしてヨレヨレの姿で会うようなことにならないよう、体調管理にも気をつけないと。

なんか、夏を乗り切れるような気がしてきた。さあ、毎日、張り切って過ごそう！

この週末は暑かった。これから毎日こういう暑い日が続くのかしら。うんざりだねえ。夏は早送りにして、はやく秋に来てもらえるとよいのだけど。

とりあえず、夏休みを励みに毎日を送るとしよう。夏休みといっても旅行の予定はない。引っ越し後の片づけが夏休みの宿題。あとは久しぶりにプールに行こうか。映画もしばらく見ていないし。

ああ、なんだか夏休みがすごく待ち遠しくなってきた。

出社したが、疲れからか眠気がひどい。昨日、海外から送ってもらった資料（英語の・・・）に目を通そうと思ったのだが、たぶん頭に入らないだろう。

だったら、ということで、やはり昨日入手した報告データを読み解いてサマることに。案の定、こっちの作業は眠くなることはなく、まあちょっとは頭の回転が鈍かったかもしれないけど、午前中でなんとかまとまった。

眠い時はデータ分析に限るね。

久しぶりの出社。体調は悪くないのだが、やはり疲れで身体が重い。駅までの道も、いつもより時間がかかってしまった。

出社して、さっそくメールをチェックした。幸い、大きな出来事はなく、淡々と先週の続きに取り掛かる。課員にお願いしていた仕事の追加データを提供しようと思い、話しかけた途端、言われてしまった。

「tamaさん、体調悪いんですか？」

うっ！　そう思われるほど、疲れが言動に表れているのかしら。

「いえ、体調が悪いわけじゃなくて、引っ越し疲れでね・・・」

なにしろ、この引っ越しで少なくとも１キロは体重が落ちている。それだけ運動したってことだ。疲れるのも仕方ないな。

まだまだ片付いていないけど、あとは夏休みの宿題にしとこう。

新しい家で、ちょっとしたトラブルに見舞われた。

初めて使うユニットバス、お風呂のお湯がたまらない！　お風呂の栓の締め方がどうしてもわからない。マニュアルを見ればすぐにわかると思うのだが、そのマニュアルのファイルを荷物の中から探し出せない。その晩はあきらめてシャワーで我慢した。次の日、ようやくマニュアルが見つかり、栓の開閉スイッチを確認して、ようやく解決。

これも初めて使うガスコンロ、一口しか点火できない！　マニュアルでトラブルシューティングの項を見たけど、そういう事例は書いてなくて、ギブアップ。たまたま別件でＴガスさんが来ていたので、ついでに見てもらった。設置や配線には問題がないので、電気工事がまだ完了していないことによる影響ではないか、それでもダメならメーカーのサービスを呼んだようが良いとのこと。翌日の電気工事完了後、無事にコンロが使えるようになった。一件落着。

移設した洗濯機が途中で止まってしまう！　どうやら排水していない模様。排水ホースを確認するためには洗濯機を持ち上げて底裏を見なければいけない。それを一人でやるのは大変だ。それで、マニュアルで番号を調べてメーカーに電話し、サービススタッフに来てもらうことにした。２日後、スタッフが２人来て、洗濯機を傾けて底面を確認したら、排水ホースがねじれていた。修理というレベルではなく単純なトラブルなんだけど、自分一人ではあれをやるのは重労働だ。仕方なくお金で解決。

そんなわけで、ちょっとしたトラブルはあったけど、なんとか新生活のスタートが切れた。

会社の安全衛生委員会からの報告で、よく見かけるのが、段ボールをカッターナイフで切っていて、指を怪我したというパターン。おかげで職場ではカッターナイフの個人所有は禁止されている。

段ボールを切るときは、気をつけて切ればいいじゃないか、子供じゃあるまいし、その程度のことで大げさな。そう思っていた。

今日、引っ越し後片付けで、段ボールからモノを出し、そのあとに箱を開いてたたむのに、はさみを使っていたら、指を切っちゃった。慣れと疲れと作業を急いでいたので、うっかりしてしまった。いつかは怪我をすると思っていたのだが、やっぱり、という感じ。軍手をはめるとか、対策をしておけば良かったのだけど、あとのまつりだ。

切ったのは中指の指先。たいした傷ではないので、市販のテープでおさえて、なるべく使わないようにしている。怪我して分かったけど、中指って意外に働きものなのね。ドライバーでねじを回すとか、モノをつかんで引っ張るとか、そういうときに中指が使えないと、作業効率がすごく落ちる。

そうか、作業効率が落ちるから、会社は社員に怪我をされると困るのね。だからカッター禁止なのかもね。

会社での怪我だったら、不休災害ということになるのだろう。今回の私の場合は「有休災害」ってことで。

リフォームが完了し、仮住まいから新居（？）に戻った。リフォーム前に不用品を処分し、要るものだけを箱詰めして保管してあった‥‥はずなのに？！ 段ボールを開けると、あ〜ら不思議、次々と不用品が出てくる。何故なんだろう？

仮住まいで必要最低限の生活をしているうちに、身も心もシンプルモードに慣れてしまったようだ。“あったほうがいいモノ”は、実は無くても困らないモノなんだよね。このまま、シンプルに暮らせば、モノの置き場や片付けに悩まなくて済む。

今がチャンス！思い切って過去のシガラミを断ち切って、不用品整理の第二弾と行こう。

リフォーム完了直前、今日はガスの開通工事。そのあと、業者さんが床暖房の確認をしていた。この暑いのに、床暖房を入れて、温度の確認・・・・。本当にご苦労様です。

明日は暑い中、引っ越し。引っ越し業者さんも大変だろうな。気温があまり上がらないことを祈るばかり。

今日は、時間が細切れにしか取れなかったけど、それでも、あれこれ抱えているテーマについてそれぞれ一つずつ駒を進めた。なんかいい感じの一日だったなあ。

なぜ、今日はさくさく仕事が進んだか、自分でもわかっている。実は三連休に有給休暇をつけて、ちょっと長めに休むので、その前に、周りに仕事をばらまいておけば、私がいない間に仕事を進めてもらえる。だから、昨日あたりから段取りをつけて、なんとか今日中にカタが付くように狙いを定めて仕事をしていた。

毎日こういうふうに仕事ができればいいんだろうけどねえ・・・。

この間、職場の宴会で、ボスに聞かれた。
「tamaさん、仕事はどうですか？」

今日、隣の課の同僚と話していたら、彼が言うのだ。
「ボクは大ボスに聞かれたんですよ、tamaさんは仕事を楽しんでいるかって。」

この部署に来て１年ちょっと過ぎて、私が馴染んでいるか、心にかけてくれているのかな。それとも、私が楽しく仕事をしていないように見えるのか。この部署に来て、後悔しているとでも思っているのかしら。

それとも、単に、例の仕事の上乗せができそうか、様子を知りたかったのかな。

まさか、ヘンな部署から魔の手が伸びてきて、裏で異動を検討しているんじゃないでしょうね・・・？

担当テーマの一部を課員に切り出すことになった。全くの白紙から引き継ぎなので、どこから説明すればいいかな。全体像を理解してもらいつつ、目の前の情報整理もこなしてもらいたい。

前に関係者への提案に使った資料があるのだけど、これでは初心者には難しいかしら。でも、他に適当な資料は見当たらず。ホワイトボードと口頭で、出来るだけ噛み砕いた説明に努めた。

最近、同じくらいのポジションあるいは上の人たちと話すことが多く、このテーマについて、若手に説明する機会がなかった。易しく説明できるか、理解してもらえるか、ちょっと不安だった。

でも、受けた質問の的確さから判断すると、概ね理解できているみたい。課員の理解力が優れているのだろう。助かるよ。初めの一歩は大成功。

この先、どんどん成長して早く私を追い越してもらいたい。

大きなテーマがふってきそうになった。大ボスが私を指名したとのこと。

たぶん暇そうに見えたんだろうな。私の担当テーマのアウトプットが出ていないから、何もしていないように見えるのだろう。でも、あれこれと忙しいんだけどね。全社のＷＧ活動の中の仕事はいちいち報告していないし、課の業務サポートも私の成果としては見えにくいし。

もし暇だったとしても、その仕事をこなすには基礎理解がなさすぎる。いずれにしろ無理です、私には。使えないヤツだな〜と思われても仕方ない。

ふりかかった火の粉は、ボスが振り払ってくれたようだ。再び風向きが変わらないことを祈ろう。

実は、今抱えている全社のＷＧ活動の仕事が、徐々に膨らんで大きくなっている。抱えきれなくなりそうなので、ボスに相談して、一部を誰かに渡したかった。でも、この状況では引き続き抱えざるを得ないよね。この状況では仕方ない。気が重いなあ。

会社を休んで、ちょこちょこと用事を済ませる。用事の前の朝寝坊、用事の後の昼寝。こうやって平日に休んでいると、本当にのんびりできていいなあ。それに、エアコンに当たらなくて済むのもうれしい。なんて身体にやさしい一日なんだろう。

ああ、はやく会社をリタイヤして、毎日こういう生活を過ごしたい。そう思うけど、そのためにはもうしばらく働いて、貯えを増やさなくては。

電話機が壊れたので、買いに行った。いやはや安いねえ。安いのはありがたいことだけど、こういう値段だと、設計する人も生産する人もモチベーションが上がらないんじゃないかしら。がんじがらめのコスト制約の中でモノ作りしているんだろうな。

そうだ、炊飯器も調子が悪いんだ。炊飯器を見に行ったら、たかが炊飯器（失礼！）がなんでこんなに高いの！と思うような値段。この差は何なんだろうね。

実は、ほしいオーディオがあるだけど、それは炊飯器よりもさらに高い。この間買った冷蔵庫くらいの値段。冷蔵庫は大きいから、材料費もかかるだろうし、あの値段でも仕方ない。でもこの小さなオーディオが冷蔵庫と同じ値段とはねえ。デザインや質感の良さが魅力的で、すごく欲しいんだけど、手が出ないなあ・・・。

家のリフォームも最終仕上げの段階。現場確認に行ったら、左官屋さんがリビングの壁を塗っていた。道具箱を見せてもらった。いろんな種類のコテを箱にいっぱい詰めて持ってきている。コテの持ち手の木の部分には、自分の名字が焼印で刻まれている。おお、プロの道具という感じ。

壁の仕上がった部分を見たら、壁紙を貼ったみたいな滑らかさ。
「すごいですね、こんなに平らに塗るのは、やっぱり相当難しいんでしょうね。」
「そうですね、塗ってみますか？」

ってことで、ちょこっと塗らせてもらった。だだし、本棚の後の隠れる部分を。

コテの持ち方を教わり、土を取る量を教えてもらって、壁に押し付けてコテを動かすのだが、全然のびない！　壁にボテっと厚くくっついて終わってしまう。もう一度チャレンジしたけど、結果は同じ。

不思議だ。どうして同じ土と同じコテなのに、あんなに薄く平らにのびるんだろう。職人技のすごさが、よーくわかった。リビングの壁、きれいに塗ってくださって、ありがとう。

今日は、亡くなったボスに最後のお別れをしにいく。告別式が昼頃にとりおこなわるるため、午前休暇とか午後休暇というわけにいかず、終日休暇を申請した。来週も再来週も休暇を予定しているのだが、それはそれ、これはこれ。

でもちょっとだけ気がひけるし、仕事も滞りがちなので、朝は出社してちょこっと仕事を片付け、外出して告別式に参列して、そのあとにまた戻って来るつもりだった。なにしろ、明日の資料が仕上がっていない。昨日までに仕上げたかったのだが、火曜も水曜も宴会を優先してしまったから。

朝、出社したらボスから声がかかった。
「tamaさん、休暇なのになんで来たの？」
「いやあ、ちょっと仕事が終わらなくて‥‥」
「そういう行動は危険なワーカホリックの始まりだよ。午後は戻らずに映画でも観に行けば？」

はいはい、そのためには、一時間ちょっとで資料を仕上げなきゃ。必死で仕上げて、メール出し逃げ状態。それでも、やれば出来るものだ。時間が区切られていなかったら、だらだらと無駄に時間をかけ続けていただろう。

資料作成以外にもやりたいことはあったのだけど、ま、いいや。本日はこれにて失礼します。

今日は職場の歓迎会。歓迎会や送別会、忘年会といった職場の公式宴会には出るようにしている。二次会まではお付き合いしないけどね。そこまでの体力がない。

職場に来て１年になるが、まだなんとなく“よそ者”な感じがする。居心地が悪いというわけではないが、家族の一員にはなれない、同居人のような気分だ。たぶん、私自身の問題なんだろう。

前の部署の同僚から電話がかかってきた。元のボスが亡くなったという悲しい知らせだった。

え・・・・・。ショックだった。

ボスがリタイヤされてから、ボスの信州の山荘に皆で何度も押しかけた。ご夫妻とともにハイキングやＢＢＱや蕎麦打ちを楽しみ、行くたびに「またお邪魔して良いですか？」とまたの訪問をおねだりをした。

去年の秋、「遊びにおいで」とお誘いがあったのに、仲間同士の予定が合わなくて、お断りしてしまった‥‥。そして今日の訃報。なぜ、無理にでも都合をつけて山荘に足を運ばなかったのか。悔やんでも悔やみきれない。

そう思ったのは私だけではなかったようで、急遽集まって飲むことに。あのとき、おまえのせいで山荘行きがオジャンになった、いやtamaさんのスケジュールが詰まっていたのが悪い、とお互いに責任をなすりつけ合った。みな、自分一人では、ボスの死を受け止められなかったのだ。

あの頃の思い出に花を咲かせては、しんみりとしてしまう。また、あれこれと思い出して笑っては、喪失感に言葉を失って黙り込む。

そんな飲み会だった。

帰りの電車の中で、途中駅から乗ってきて、私の隣に座った男性。何やらしゃべっているので、携帯電話でもかけているのかと思ったら、独り言だった。

どうやら、職場の誰かを非難しているようだ。「バカにするな」「監督なんて、いるだけ無駄なんだよ」などと言っている。きっと、今日の出来事を思い出して、抑さえていた思いがつい口から出てしまったのだろうね。気持ちはわかる。それでストレスが少しでも解消できるなら、安いストレス解消法だよね。でも隣に座っている私としては、やっぱりちょっと怖い。独り言にとどまっているならいいけど、そのストレスのはけ口が、隣の席の私に向うってことはないだろうね。

なにしろ何が起こるかわからない世の中だ。人を刺したり火をつけたり、周りを巻き添えにするのだけは許せない。巻き添えにされたくないから、気をつけようと思うけど、なんの前触れもなく行われるみたいだから、気をつけようがない。

それに比べれば独り言というのは、まあ、害がないのだろうけど。

朝から頭が重く、体が動かないので、今日はおとなしく家で過ごす。考えてみたら、土日に丸一日家にいたのは久し振りかもしれない。このところ、あれやこれやで出歩いていたからね。

それにしてもなんで休日になるとこう調子が悪くなるのかね。もっとも、平日も体調が良いとは言えないから、つまりはこのところずっと体調がよろしくないってことだ。

来週は引っ越しの準備が大変そう。そのあとの引っ越しももっと大変そう。でもこの引っ越しを乗り越えれば快適生活が待っているはず！　それを励みに頑張って乗り越えよう・・・でも引っ越し後の片づけも結構大変そうだなあ・・・。

１か月くらい前、廊下を歩いていたら、後からきた知り合いの男性社員が追い越しざまに声をかけた。
「スカートのチャック、開いてますよ・・・」
きゃー！　朝から開けて歩いてたのかしら。通勤のときはジャケットを着ていたから見えなかったかもしれないが、オフィスでは誰か他の人に見られていたかもしれない。

昨日。ＰＣの前に座っていて、ふと気づいた。パンツのチャックが開いている！　慌てて閉めたけど、いつからこういう状態だったのか。誰も気がつかなかったのか、それとも気づいていても注意しにくかったのか。真相は不明。

それにしても、連続チャック開き事件とは。昔はこんなこと、滅多になかったんだけどなあ・・・。

夜な夜な、ネットショップであれこれと探し物。つい日付が変わる時刻になってしまう。朝起きられないのも、会社で眠いのも、夜更かしのせい。でもまあ、明日なんとか頑張れば週末だ！

どうもうまく整理ができない。時間ばっかりかかってすっきり終わらない。

頭が悪くなったのか、要領が悪くなったのか、判断力が低下したのか。

過去の経緯がわからないから整理しにくいのか、実際の業務にかかわっていないから判断ができないのか、誰に聞けばいいのかがわからないから進まないのか。

それともこのテーマが難しいのか。