たりたの日記
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2016年09月14日(水) 中学校英語弁論大会

昨日は嬉しいことがあった。英語教室に通っている中学校英語弁論大会の地区予選で、暗唱の部で2位に入賞したというお知らせをいただいた。夏休み前に、題材の事や練習の仕方など指導の依頼を受け、プライベートレッスンをしたのだった。題材はイギリスの昔話、Teeny-Tiny 日本語訳では 石井桃子さんが編集、翻訳している「イギリスとアイルランドの昔話」の中に収められている「ちいちゃい、ちいちゃい」。
「お話」をする方々の中ではよく知られ、よく語られている話だか、知らない人の方が圧倒的に多い昔話かもしれない。
このお話に出会ったのはまだ20代の終わり頃、小さな子ども達を抱えて、「子どもの本を楽しむ会」でお話の勉強をし、自宅で家庭文庫を開いている時だった。様々なお話を覚えては語っていたが、その中でも、「ちいちゃい、ちいちゃい」は大好きなお話で、よく語った。ラボ教育センターから出版されたEnglish Fairy Talesとその朗読のカセットテープも手に入れ、カセットテープを聞きながら一人で練習し、いつかこのお話を英語で覚えて語れるといいだろうなと思っていた。結局、このお話を覚えて語ることはなかったけれど、英語教室の子ども達にはハロウィンの時期などには、このお話を読んだり、絵本の読み聞かせをしてきた。そんな長い付き合いのTeeny-Tinyだった。

暗唱のテキストの候補の中から桜子ちゃんがこのお話を選んでくれたのは嬉しかった。長い年月をかけて人から人に伝えられてきた昔話には力がある。それを覚えて語ることは、無くならない宝物を自分の身につけることになるから。
しかし問題は暗記。同じようで少しだけ言い回しの違う、繰り返しのフレーズを暗記するのは英語のネイティヴスピーカーにとっても骨の折れることに違いない。それを中学生がやるのだから。

夏休み前のレッスンで語り方などの指導をして、夏休み中に覚えておこうということだったが、夏休み明け、まだ暗記が完成しておらず、本番までに間に合うかしらとヒヤヒヤし、本番の数日前も暗唱の手伝いをした。目標は、緊張せずに、語りを楽しむこと、みんなに素敵なお話を伝えるという気持ちでね、と送り出したことだった。それだけに、多くの中学校の代表選手の中で2位に入賞したという知らせは嬉しかった。

会場には出向けなかったが、きっと堂々と楽しく語れたのだろう。ネイティヴの審査員の方から、楽しかった と言われたと電話口で話してくれた。
人前でのパフォーマンスは緊張する。でもそれを乗り越えた時、大きな喜びと自信が持てるはず。
私の次のパフォーマンスは、来月の吉澤実先生の門下生によるリコーダーの発表会。桜子ちゃんに負けないようにがんばらなくては。



***


桜子ちゃん、昨日は嬉しいお知らせをほんとにありがとう。
去年の桜子ちゃんの悔し涙の姿がずっと心に残っていて、何とか、あの時のリベンジで、堂々と楽しく暗唱ができるようにと願っていました。
それなので入賞のことはあまり頭の中になかったので、2位の入賞、驚き、そしてとても嬉しかったです。
英語での語りが審査員の心に届いたという証拠ね。
もちろん何よりも桜子ちゃんの英語で語る力が評価されたのだから、大いに自信を持ってよいと思います。

このお話を、桜子ちゃんが、アメリカやイギリスでネイティヴの方々の前で語る様子が目に浮かんできます。
私も一度、子ども達の通うアメリカの小学校で、An old woman and her pig のお話を暗唱して語ったことがあります。子ども達も先生も喜んでくれ、1人の男の子からMs. Higo, good job! と言われたこと、今でも覚えています。私が英語を教えたいと思ったのも、こうした体験があるからです。

今リーディングクラブでやっている 夢十夜の英語朗読も、そんな場で用いることができると思いますよ。こちらは大人向けのストーリーとしてね。

英語はコミュニケーションのツールであるだけでなく、パフォーマンスの手段であることを、桜子ちゃんが体験できたこと、とても大きなことだと思います。

ほんとによく頑張りました。

またね。

Yoshiko


2016年09月12日(月) 久し振りにパソコンを開く

今日は久し振りに、パソコンを開く。1か月振りくらいかもしれない。近頃は何でもスマートフォンで済ませてしまうものだからだが、眼が悪くなり、とりわけこの目と液晶との距離が視力を合わせにくいことも、ここを開かない理由のひとつだ。

だから当然、日記が滞る。一月くらい前に書きかけていた大阪行きの日記の続きを3日分、ようやくアップした。

2016年07月25日(月)  淀川でのリコーダー練習
2016年07月26日(火)  中崎町散策
2016年07月28日(木)  ロベール・クートラス展へ

ロベール・クートラスの絵のこと、もう一度思い出せてよかった。もう一度あの絵に接したい気がする。

8月はずいぶんいろんなことをした。大きなことでは8月17日から21日まで都留音楽祭に参加したこと。このことはいつかゆっくり書いておきたいこと。


土曜日は朝から夜まで都内に出ていたので、その反動でか、昨日、今日はどこにも出かけず家に籠っている。とりわけ何をしたということもなく、もう4時になろうとしている。
せめて読書を。 クラウス・リーゼンフーバー小著作集2、「真理と神秘〜聖書の黙想」と題された本。

そう、一昨日の土曜日は初めてリーゼンフーバー神父の祈りの集いに参加した。その後のロザリオの祈りも初めて体験する。中世から行われてきた、ひとつの祈りのかたち。



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